2014年7月27日開催、2014年度・第2回(通算55回)「集い」報告書


2014年7月27日開催、2014年度・第2回(通算55回)「集い」報告書
日時:7月27日(日) 14:00〜16:30
会場:コミセン 第3会議室(2F)
内容:(1)解釈改憲・集団的自衛権について 「複数ビデオ視聴」(80分)
    (2) 意見交換
 

 7月1日、集団的自衛権の行使容認について公明党が受け入れを表明し、閣議決定がなされました。複数の元法制局長官、多くの憲法学者や嘗ての自民党大物政治家、文化人、そして平和を希求する多くの国民の反対の声を押し切っての暴挙です。

  「主権在民・基本的人権・平和主義」を柱とする日本国憲法あってこその日本の復興であり、世界各国から「平和国家・日本」との高い評価と信頼を得てきたはずです。

  「平和主義は大きくカーブを切って、日本の鼻先はあらぬ方向をむきつつある」と評した新聞記事があるように1億2千万人を乗せた「日本丸」の舳(へさき)はアメリカに付き従い何処へ向かおうとしているのでしょうか。

 その舳の向きを変えることが出来るのは投票権を持つ国民一人ひとりの良識ある判断以外にあり得ません。そうした想いを込めて開催した今回の「集い」です。

 ご参加いただいた34名の方々の胸には現政権の「反知性主義的政権運営」に対し、にわかに現実として迫りくる不安と怒りの想いが湧いてこられたことと思います。 以下にまとめた感想文をご一読いただき、憲法無視の安倍政権に反対の意思を示していただければ幸いです。  感想文要約

(1)子供が小学生だった頃、「母と女教師の会」に関わりました。「二度と我が子や生徒を戦場に送らない」という趣旨の会でした。まさに現実問題となりました。
(2) 「九条の会」として抗議文を出すなどの行動を起こす議論を深めて欲しい。
(3)若者を戦場に行かせてはなりません。我々が阻止しなければと強く思います。

(4)沈黙は「屈服」「服従」「従順」と受け取られるという。まさにその通りです。行動すべきでしょう。
(5)雨の中、「生還を期せず」と出兵した学徒出陣の若者たちの姿は何度見ても胸に迫ります。
(6)沖縄の地上戦、あまりにも酷く言葉もありません。

(7)「きけわだつみのこえ」「無言館」、まともに読めませんでした。
(8) 80代の方がインタビューで「集団的自衛権行使」に賛成されるのには驚きました。
(9)テレビは嘘や表面的なことだけ伝えていると思い、あまり見ていません。しかし今日の映像でいろいろ学ぶことができました。今は戦争へ向かっている社会状況だと確信しました。もう時間はないように思います。

(10)文化人始め多くの方が声を挙げておられますが、すべてが権力で押し切られ民意は何処にも反映されない。 個別の行動を進めるしかないのかとの思いになります。

(11)教育などが右傾化すれば次世代を担う人達が軍国的思想に引きずられていくでしょう。

(12)憲法を守れの集い暑き中

事務局より

 9月初旬に、戦争体験者の貴重なお話を聞く、第3回(通算56回)「集い」を開催します。 また、10月下旬〜11月初旬には「大村市九条の会」立ち上げ「10周年記念講演会」の開催を予定しています。詳細が決まり次第、本ホームページにてご案内致します。 多くの皆様のご参加をお待ちしております。今後とも宜しくご支援下さい。

2014年8月2日  「大村市九条の会」事務局

(掲載日:2014年8月2日)