憲法改正および憲法に深く係わる報道(2016年8月分) <参考資料>


掲載日:2016年9月12日

憲法改正および憲法に深く係わる報道(2016年8月分) <参考資料>
主に「NHKニュース」、「朝日新聞」の見出しを備忘録としてまとめたものです。今後ともご活用いただければ幸いです。

心に留め置きたい言葉 (第26回)  
 元特攻機の老整備兵が語る、飛び立つ日の特攻隊員の姿
 失神する、失禁する、泣きわめく。きれいなことを言って飛んでいった人もいたが、ほとんどは 茫然自失だった。それを私たち整備兵が抱えて乗せたのです。 保坂正康著 「戦争と天災のあいだ」

 私たちはいずれ記録からしか学べなくなる。見たいところだけを見ることもできる。 でも、それでいいはずはない。
 2016年8月15日 朝日新聞 「天声人語」

安倍政権関連
 
自民幹事長に二階俊博氏:総務会長に細田博之氏、茂木敏充氏を起用。稲田朋美氏を防衛相に起用か。(8月1日)
 第3次安倍改造内閣発足:明文改憲を「自分の任期中に果たしていきたいと考えるのは当然だ」と語る。(8月3日)
 総裁任期延長も視野:任期延長を容認する二階俊博氏を自民党幹事長起用。憲法論議の本格化を示唆。(8月3日)

 自民全閣僚「靖国派」:公明の石井国交相を除き、日本会議国会議員懇談会などの関連議連に所属歴。(8月3日)
 核保有「憲法上限定ない」:稲田防衛相は憲法九条で限定しているわけではとの従来の政府見解踏襲。(8月5日)
 駆けつけ警護 11月にも:南スーダンの国連平和維持活動に派兵する陸自部隊に付与する。(8月9日)

 今村雅弘復興相 靖国参拝:中国側は閣僚が靖国に参拝しないよう申し入れ。稲田防衛相を名指しか。(8月11日)
 慰安婦財団の事業合意:政府は医療・介護を想定し、「和解・癒し財団」の事業内容について大筋合意。(8月12日)
 オスプレイ離着陸訓練:静岡県御殿場市の米軍の東富士演習場・キャンプ富士に飛来し離着陸訓練。(8月26日)

 核の先制不使用政策に反対:米ワシントン・ポスト紙はオバマ政権が検討している核兵器の先制使用政策に「核抑力が弱体化し紛争の危険が高まる」として反対姿勢をアメリカ側に伝えたと報ずる。(8月15日)
**「司令官とやりとりまったくなかった。どうしてこんな報道になるのか」と首相が報道を否定。(8月20日)

 医療・介護改悪一気:参院選が終わったのを受け、医療・介護などの社会保障の改悪案をまとめる動き。(8月22日)
 戦争法 危険な新段階:稲田防衛相は安保法制(戦争法)に基づく自衛隊の新任務の訓練に着手と表明。(8月24日)
 日中韓外相会談:北朝鮮に対して挑発行動の自制や安保理決議の順守を求めることで一致。(8月24日)

 テロ等準備罪国会に:「共謀罪」を「テロ等組織犯罪準備罪」と改名して来月の臨時国会に提出を検討。(8月26日)
 アフリカに投資:日本が主導する第6回アフリカ開発会議。3年間で官民に3兆円規模の投資を表明。(8月27日)
 プーチン氏来日:12月に1泊2日の日程で訪日を打診してくる。政府は山口県内の温泉旅館を検討。(8月31日)

 軍事研究助成18倍に:防衛省は大学や公的研究機関、民間企業に110億円。前年の6億から激増。(8月31日)

沖縄関連
 答弁書提出:県は訴えられた辺野古違法確認訴訟で答弁書と第1準備書面を福岡高裁那覇支部に提出。(8月1日)
 違法確認訴訟 第T回口頭弁論:福岡高裁那覇支部に対し知事が「公平な判断」を要求。9月16日判決。(8月5日)
 中国公船 領海侵入:中国海警2隻が沖縄県・尖閣諸島沖の日本領海に相次ぎ侵入。接続水域には13隻。(8月7日)

 鶴保氏 沖縄へ:鶴保沖縄・北方担当相は翁長県知事との会談で、振興策と基地問題のリンクに触れず。(8月9日)
 米軍ヘリ墜落から12年:沖縄国際大学で「普天間基地を閉鎖せよ」と平和の党と差語り継ぐ集い開催。(8月13日)
 米退役軍人ら沖縄連帯:米国加州のバークリーで開催の米反戦団体の全国大会で高江工事に非難決議。(8月13日)

 高江は異常警備:翁長知事は定例の会見で機動隊の大量投入は「過剰警備なことは間違いない」と批判。(8月25日)
 沖縄振興費減:概算要求で3210億円計上の方針。前年比4.2%減。一括交付金は275億円減。(8月25日)

教育関連
 英語が教科に:20〜23年度に小学5,6年生の英語が「外国語活動」から教科に格上げ。溢れる授業。(8月1日)
 「学び」より「人材像」全面:中央教育審議部会は人材養成を前面にした学習指導要領改訂の素案を示す。(8月1日)
 教育現場に密告奨励:自民党公式ホームページで「政治的中立の実態調査」を呼びかけ。参院選後に終了。(8月19日)

 国語を出願先の大学で採点検討:センター試験に代わり4年後導入の共通テスト記述式問題について。(8月19日)
 教科書会社2社 歳暮:教育芸術社と大日本図書が小中校の教員らに4年間で延べ494人に歳暮。(8月23日)
 中高生 増える自殺:国の自殺者が減る中、中高生の自殺が増えている。夏休み明けの9月1日が突出。(8月30日)

上記以外の重要事項
 原水爆禁止世界大会:2日の広島での国際会議を皮切りに6日、ヒロシマデー、9日、ナガサキデー。(8月1日)
  ミサイル 日本海に落下:北朝鮮の弾道ミサイル1発が秋田沖の排他的経済水域(EEZ)に落下。(8月3日)
  国際会議宣言を採択:国際会議は採択された核兵器禁止条約をスイス・ジュネーブの国連作業部会に送付。(8月4日)

  志布志事件損害賠償 訴訟判決:福岡高裁宮崎支部は「取り調べ限度逸脱」として6人全員への賠償命令。(8月5日)
  大分 野党陣営盗撮:参院選公示前後の6月、別府署員が同市内の敷地で市民監視の疑い濃厚な隠し撮り。(8月7日)
  広島 核廃絶を訴え:5月27日のオバマ米大統領の演説の一節を引き連帯と行動を呼びかける。(8月7日)

 「象徴としてのお務めについて」:天皇陛下は11分のビデオメッセージで現在のお気持ちを発表される。(8月8日)
 長崎 非核叡智結集を:田上市長は平和宣言で被爆者の高齢化を念頭に若い世代に継承の大切さを訴える。(8月8日)
 三反園鹿児島県知事川内原発 見直し主張:熊本地震で住民の原発への不安が高まったとして、一時停止を九電に要請することと合わせて避難計画の見直しを主張。(8月10日)

 伊方原発3号機、再稼働:四電側は「動かさなければ赤字になりかねない」と踏み切る。運転原発3基に。(8月12日)
 カジノ要求を政府に提出:カジノ解禁を要求する自治体が相次ぐ。長崎県、長崎県・佐世保市も。(8月17日)
 核なき世界を訴え:全国から選ばれた高校生平和大使22人の代表が国連欧州本部で核なき世界を訴え。(8月16日)

  九条は幣原提案の新資料:九条のアイディアは幣原喜重郎首相がマッカーサーGHQ最高司令官に提案との新資料、「マッカーサー書簡に明記」されていることを堀尾輝久東大名誉教授が発見。(8月19日)
 日本会議系団体のビラ配布:「美しい日本の憲法をつくる国民の会」が九条改憲を訴えるビラを配布。(8月19日)

  核兵器禁止条約 来年協議開始:国連総会への報告書案は「過半数が支持」が「広範な支持」に変更。(8月19日)
  川内原発停止 知事が要請:九電に対し「安全再検証」を要請。九電は直ちに停止する応じぬ方針。(8月26日)
  別府署幹部ら書類送検:大分県警は隠しカメラは「不適正」として建造物侵入容疑で4人を書類送検。(8月26日)

  平和のために軍縮を:9月30日からベルリンで開催される「世界会議」に日本原水協が代表団参加。(8月27日)
  岩手・北海道で豪雨被害:11人の死亡者の内、9人は高齢者施設で。北海道では3人が行方不明。(8月31日)

2016年9月12日  大村市九条の会 事務局