2007年10月28開催 大村市九条の会設立3周年記念「集い」報告

 大村市九条の会・三周年記念の集いは、この10年、長崎から世界に向けて「核兵器廃絶」「世界平和」の願いを発信し続けてきた「世界平和大使」と「高校生1万人署名活動実行委員会」の皆様を迎えて28日、大村市コミセンで開催されました。 大村まで足を運んでくれた12名の高校生は10月14日に結成されたばかりの「高校生1万人署名活動実行委員会(事務局長:平野伸人氏))」の新メンバーの皆様方でした。

 この夏「平和大使」として国連欧州本部で「平和」への想いを英語でスピーチされたペルーのオルテガマリアさん(活水高校)の原稿なしでの英語再現スピーチや、それぞれの高校生の「平和」への想いを行動で示す事の大切さの訴えに参加者は感銘を受けて大きな拍手で応えました。

 続く二人の男子高校生による「署名活動」の失敗・成功実演演技にも会場は笑いと拍手が起こりました。 また、「世界が一つになるまで」と「高校生1万人署名活動委員会」のために贈られた歌(作詞・作曲:寺井一通氏)「この声を この心を」の合唱にアンコールの声がかかり、会場からも歌声があがり盛り上がりました。

 最後は高校生の純粋な想いへの称賛の言葉や、勇気付けられたとの感謝の言葉が参加者から続く中で「大村市九条の会・三周年記念の集い」は終了しました。 (この後、高校生の皆様は隣接するジャスコ前で約1時間の署名活動を実施されました)

  行楽シーズンの上に「県高校文化行事」や「自衛隊創立記念日」と重なったためか事務局が期待した参加者には遠く及ばなかったのが残念であり、高校生の皆様には申し訳ない気持ちで一杯です。

 しかし参加した地元高校生の感想文に「同じ高校生として素晴らしいと思いました。戦争はいけないことだし平和が一番だと思いました」「自分にも何か出来ることがあるのでは思えてきました」「平和はやはり大切だと思いました。私にも出来ることがあるのならやって行きたいと思いました」とありました。

 「事務局」としては「この声、この想い」を無駄にしないように、ここ大村で「高校生1万人署名活動」と連帯する運動を支えていければと願うところです。 参議院選挙で自民党が大敗したことにより、「改憲は困難になった。遠のいた」との論調を耳にしますが、自民党は「自主憲法制定」を党是としており、民主党にも「靖国派」に劣らぬ確信的改憲派が存在しているのですから油断できる状況ではありません。

 高校生の「平和」への熱い想いをしっかりと受け止め、「大村市九条の会」もさらに「憲法九条を守る」賛同の輪を拡げる活動を展開して行きたいと考えております。 今後とも変わらぬご支援、ご協力いただきますようお願い申し上げます。

「大村市九条の会」事務局員一同

(掲載日:2007年10月31日)