2008年2月16日開催 大村市九条の会、第6回「憲法を守る集い」の報告


 昨年8月19日の「集い」に引き続き、「平和と命」をテーマにした「集い」(2月16日)を計画し、ホームページでご案内させていただいた通りです。 寒い中にも拘わらず、今までにない多くのご参加に、事務局員一同大変喜んでいます。(参加者約60名)

  今回は、宗教家お二方と医師お一方の講演をお願い致しました。 お三方の演題は案内書に記載した通りですが、その内容は、日々のお仕事の中で実感されたことに基づく含蓄に富んだ講話で、参加された一人一人が深い感銘を受けられたことと思います。  寄せられた感想文の中からお三方への感想を要約して報告いたします。

木山真英先生 「世の中安穏なれー願いに生きるー」
 「青い松ぽっくり」のお話にジーンとくるものを感じ、九条を守る運動の中では特 に参考になった。

久木 哲先生 「聖書と非暴力」

 (1)正義のための戦争はなく、正義のための戦争より不正義の平和が良い。
 (2)武力により保たれている平和はいずれ崩壊する。
 (3)平和とは単に戦争がないことではなく、心と心を隔てる壁を崩していくこと。
以上のお話が印象的でした。

 尚、両先生は、先の大戦において協力した事実に深い反省の気持ちを表明されました。

野田哲哉先生 「癌治療・告知・ターミナルケアー」

  癌治療における患者、家族との精神的プレッシャーの難しさに驚かされました。その中で天職を全うされてことに感銘を受けました。私達には分からない苦悩を一杯抱えてのお仕事ご苦労様です。

  その他、次の様な感想文もありました。 今の日本、九条に守られて、戦争で死ぬ人はいないが自殺者が年間3万人を超える現状が本当に平和なのか、幸せなのか考えさせられます。

 今後もこのような催しを続けて下さい。

最後に講師の先生方には改めてお礼申し上げて、今回の「集い」の報告と致します。

2008年3月3日 「大村市九条の会」事務局員一同

(掲載日:2008年3月3日)