2018年11月18日開催、2018年度・第4回(通算79回)「集い」報告書

                 日時:11月18日(日) 14:00~16:00
                 会場:福祉センター3F、男女参画共同センター第2会議室
                 内容:ビデオ視聴
                      「隠されたトラウマ~精神障害兵士
                      ~8000人の記録~」(約1時間)

 生憎と昨日までの爽やかな秋空が一転、冷気を感じるどんよりとした天気でした。参加者は12名で、前回に続き低調なのが気になる「集い」でした。改憲の機運が拡がる中で、こうした低調さは案じられてなりません。

 多くの会員様に参加していただける良い企画を考えるのが事務局の仕事ではありますが、会員様の「集い内容」についてのご希望、ご意見、アイディアもお寄せいただきますよう願っております。どうぞお力添えくださいますようお願い致します。

お寄せいただいた感想文を紹介します。(順不同)
 1 独りで視聴するのと違って、参加者が共感しあっていると、明日に繋がる勇気をもらいます。良い作品を見る機会があることが大きな意味をもつと思います。ありがとうございます。

 2 国府台精神病院に関するこの報道はとてもショックでした。これだけの資料を残してくれたこと、その資料を丹念に分析いただいた学者さんに敬意を表したいです。各地に存在する国立病院にも同じような事例があるのではないかと思うと同時に、若い人達にこうした事実を拡げられたらとの気持ちが湧いてきます。

 3 戦争の恐ろしさをまた一つ学びました。社会的弱者(年寄り・子供・障害者・そして未だに女性も)にとって戦争は悪魔です。絶対反対です。
 4 世界に拡がるナショナリズム、全体主義の横行を防ぐべく頑張ります。
 5 戦争障害者の記録がこれほど残されているのを初めて知りました。焼却命令に抗して記録を残された軍医の方々に、日本軍の中にもそうした良心があったことに感銘を受けました。

   6 日本の戦争精神障害の特徴として、軍隊内の私刑(リンチ)が引き金になっていることが述べられていましたが、人間を人間として扱ってこなかった日本軍の特質があることを改めて感じました。そもそも戦争なるものが人間を人間として扱うこととは真逆な行為ではあります。

事務局より
 次回の「集い」は年明けの開催となります。冒頭の課題を踏まえて一人で多くの方に参加いただけますように企画致しますが、皆様方の声の掛け合いによる参加も期待しております。日時、内容、会場が決まりましたら、新年早々にご案内致します。

2018年11月22日 大村市九条の会 事務局

(掲載日:2018年11月22日)