憲法改正および憲法に深く係わる報道(2019年1月分) <参考資料>


掲載日:2019年2月15日

憲法改正および憲法に深く係わる報道(2019年1月分) <参考資料>
主に「NHKニュース」、「朝日新聞」の見出しを備忘録としてまとめたものです。今後ともご活用いただければ幸いです。

心に留め置きたい言葉 (第54回)
 何十万という人間が10メートル前進しようとして殺される。
 あまりにも悲惨な戦争に尊厳と意義など見いだせるものではない。
 希望を求めた戦争の終わりにあったのは、幻滅だけだった。


   バーバラ・ワートハイム・タックマン著「八月の砲声」の一節
   この本はピュリッツァー賞受賞作品。故ジョン・F・ケネディー大統領の座右の書として有名。
   著者紹介  1912年~1989年 アメリカ合衆国の女流作家・歴史家

安倍政権関連
 
新元号の公表は4月1日:安倍首相は伊勢神宮参拝後に新天皇即位に伴う元号を4月1日と正式表明。(1月4日)
 雇用・労災保険 過少に給付:厚生労働省の勤労統計不適切調査は2004年から。数億円規模か。(1月8日)
 馬毛(まげ)島購入:米空母艦載機の陸上離着陸訓練(FCLP)の移転候補地として160億円で購入。(1月10日)

 徴用工賠償 韓国に協議要請:新日鉄住金の韓国内資産の凍結で日韓の不信が「深刻」で悪化の一途。(1月9日)
 過少給付 延べ2000万人:勤労統計問題。雇用・労災保険で総額567億円。組織的隠蔽か。(1月11日)
 日立の英国原発計画中止へ:損失3000億円規模か。安倍政権が成長戦略に掲げるプロジェクト。(1月12日)

 日米地位協定 説明を修正:政府は従来の「米軍に国内法不適用」の理由とした国際法根拠を修正。(1月13日)
 日ロ外相、平和条約交渉:河野外相はモスクワでラブロフ外相と新しい枠組みの平和条約締結交渉。(1月14日)
 日ロ交渉 溝あらわ:14日の外相会談後、ラブロフ外相は「先の大戦の結果受け入れを」と発言。(1月14日)

 2016年「統計調査」虚偽申請:厚労相名の書類に「全数調査」と虚偽申請。当時は塩崎厚労相。(1月16日)
 首相、歯舞、色丹の2島に絞り交渉:首脳会談で1956年の日ソ共同宣言に明記された返還交渉。(1月22日)
 改憲の文言後退:憲法9条に「自衛隊明記」を含む「改憲4項目」は臨時国会での提示を目指す。(1月22日)

 過少支給2015万人に拡大:厚生労働省の統計不正で被害を受ける人拡大。厚労省次官ら更迭。(1月17日)
 元号の「平成」選定過程の「44年まで非開示」を撤回:内閣府は正式な延長手続きを検討中。(Ⅰ月24日)
 統計不正調査課長・局長級聞き取りに厚労官房長同席:特別監査委員会の聞き取りの中立性に疑義。(Ⅰ月28日)

 消費増税に踏み込む首相:施政方針演説で「安定財源どうしても必要」と理解を求め、必要性を強調。(Ⅰ月28日)
 首相を批判:明治天皇のしきしまの大和心の・・・」は戦意高揚の歌で平和主義に反すると共産が批判。(Ⅰ月28日)
 「男女均等」与野党に差:候補者男女均等法ができて最初の参院選。調整進む野党、出遅れる自民党。(Ⅰ月29日)

 厚労省 虚偽の調査計画書:2017年に「調査員調査」と虚偽を記載した書類を総務省に提出。(Ⅰ月30日)
 組織的隠蔽認めるべき:外部有識者による特別監察委員の会合で。引き続き議論を続けることになる。(Ⅰ月30日)

 領土問題で首相 「交渉対象は4島」:衆院本会議で「4島の帰属の問題」との立場に変更はないと表明。(Ⅰ月30日)
 実質賃金 大半マイナス:野党の試算では実態に近い調査方法ではマイナス。厚労省も可能性認める。(Ⅰ月31日)


沖縄関連
 県民投票の事務代行検討:県民投票不参加が相次ぎ、県は市町村の事務作業を県が代行する検討に入る。(1月7日)
 沖縄市長 県民投票実施しないと表明:野古移設の賛否を問う県民投票。宮古島市、宜野湾市に続き3例目(1月7日)
 宮古島市に県民投票実施を要請:知事は宮古島を訪れて下地市長に投票事務協力の要請。市側方針変えず。(1月9日)

 宮古新報(株) 会社清算を通告:座喜味弘二社長の退任を要求する労組との断行中に突然通告。(1月10日)
 県民投票の全県実施は困難:知事、2月24日に向けての「条例改正は難しい」が説得は継続と述べる。(1月11日)
 「サンゴ移した」放送に批判:辺野古への移設めぐり首相の発言に対し、玉城氏が反論。NHKにも批判。(1月12日)

 県民投票混迷:辺野古埋め立て賛否を問う県民投票。5市が不参加表明。3割意思示せぬ恐れ。(1月15日)
 「投票権奪うな」とハンスト:沖縄県民投票の会の元山仁士郎さん(27才)が宜野湾市役所前で訴え。(1月15日)
 元山さん、「ハンスト」中止:県民投票の全県実施を求めて15日からの行動をドクターストップで中止。(1月19日)

 嘉手納でパラシュート訓練:降下訓練は北部の伊江島に集約すると日米が合意。地元は中止要請。(Ⅰ月23日)
 憲法研究者131人「辺野古埋め立て反対声明」:全国の有志が辺野古沿岸部の埋め立て工事に対して。(Ⅰ月24日)
 全県下で投票:辺野古への移設計画をめぐる県民投票に不参加を表明していた5市長が前向きな意向に。(Ⅰ月25日)

 辺野古崎に新たな護岸:沖縄防衛局はキャンプ・シュワブから新たな護岸を作り始めたと発表。(Ⅰ月28日)
 3択案 全会一致せず:選択肢に「どちらでもない」を加える条例案は可決も、全県実施が不透明に。(Ⅰ月29日)

  宜野湾市長「困った」:県議会で自民党の一部議員が反対。うるま市は実施、他の3市長は議会と調整。(Ⅰ月29日) 
  抗議の市民らをリスト化:防衛局発注の海上警備を委託された警備会社が計画に抗議する市民らをリスト化。(Ⅰ月

皇位継承関連
 昭和天皇の直筆原稿:晩年に御製(短歌)を推敲する際に使ったとみられる252首の原稿見つかる。(1月1日)
 一般参賀 平成最多の15万人超え:2日。新年恒例の一般参賀に15万4800人が長蛇の列。(1月2日)
 昭和天皇 心情記す直筆メモ:29枚の罫紙と共に8枚のメモ。「雪をみて226事件を思う」など。(1月3日)

 昭和天皇歌作り直し重ね:7日で逝去から30年。86年4月、在位60年記念式典の際の歌など。(1月7日)
 皇位継承の式典概要決定:4月30日~5月1日にかけての儀式で神器継承への女性皇族は認めず。(1月17日)
 陛下、最後の国会開会式でおことば:第198回国会開会式。即位以来82回目出席。欠席は1回。(Ⅰ月28日)

 上記以外の重要事項
 五輪招致疑念晴れず:仏裁判所の捜査対象のJOC竹田会長。記者会見で贈与否定、質問は受けず。(1月15日)
 中国 台湾問題で軍事化:米国防衛情報局は初めて「台湾問題が中国軍近代化な主な動機」と分析。(1月15日)
 イスラエル、イランに圧力:シリアにあるイランの武器庫を攻撃し、過去数百回にわたりシリア空。(1月16日)

 米のシリア撤退に暗雲:シリア北部での爆発で米兵ら19人が死亡。揺らぐ「ISへの勝利」。(1月16日)
 米ミサイル防衛 中ロに対抗:米大統領はミサイル防衛の指針「ミサイル防衛見直し」を発表。(1月17日)
 米朝首脳 来月再会談:2月下旬の開催を発表。「親書外交」で合意。肝心の非核化は動かぬまま。(1月18日)

 モスクワで「北方領土引き渡し」に反発集会:ロ政府に矛先。交渉見通せず。妥協の余地少ない。(1月20日)
 英首相 再国民投票否定:メイ首相は今後の方針で「離脱を問う国民投票」の再実施を否定。(1月21日)
 北朝鮮 新五里(シノリ)基地に中距離ミサイル配備:米戦略国際問題研究所(CSIS)発表。(1月21日)

 独仏が新条約署名:メルケル、マクロン両首脳は欧州の結束強化を目指す。両国内に冷めた見方も。(1月22日)
 玄海「乾式貯蔵」導入へ:使用済み燃料を原発敷地内で一時保管する「乾式貯蔵」の対策導入へ。(1月22日)
 韓国異例の言及:日本の哨戒機が東シナ海「離於島(イオド)」付近で韓国艦艇に威嚇飛行と発表。(1月23日)

 アフガン米軍撤退方針:米国は政府との戦闘が続くタリバーンとアフガニスタンから撤退で合意。(Ⅰ月23日)
 戸籍の性別変更 適合手術求める案件の家事審判:最高裁は「現時点は合憲」とする初判断。(Ⅰ月23日)
 終末時計「残り2分」のまま:米国の科学者らは地球滅亡までの時間は昨年6月同様「残り2分」。(Ⅰ月24日)

 スバル残業代未払い:過労自殺の社内調査で判明。3400人に7.7億円。1年間公表せず。(Ⅰ月24日)
 福岡県 部落差別解消へ条例改正案作成:同和地区での居住歴の調査に対する規制強化条例案。(Ⅰ月25日)
 中国 弁護士弾圧:王全璋弁護士に対し異例の3年半拘束。国家政権転覆罪で実刑。抗議高まる。(Ⅰ月28日)

 元慰安婦の「象徴」金福童さん(92才)死去:大統領が弔問。生存している元慰安婦は23人。(Ⅰ月28日)
 海自 3人に定職処分:補給艦「ときわ」で男性3等海尉が自殺した問題でパワハラを認定。(Ⅰ月29日)
 ベネズエラ政変 世界を二分:大統領承認問題。米石油制裁で現職に圧力。中ロは投資回収で支持。(Ⅰ月30日)

 長崎平和祈念像20年ぶりの修復:来年は原爆投下から75年。富山の職人さんに再度委託。(Ⅰ月30日)
 北朝鮮 核開発を継続:国連安全保障理事会で対北朝鮮制裁の履行状況を監視する専門家パネル。(Ⅰ月31日)
 英EU離脱 北アイルランド焦点:揺れる国境問題。原因は長年、帰属が争われた混迷の歴史。(Ⅰ月31日)

 基準値超す放射性物質検出:日本原子力研究開発機構・核燃料サイクル工学研究所内で漏れを検知:(Ⅰ月30日)
 細野衆院議員(静岡5区)の「入会」に自民内反発も:二階派は細野氏を「特別会員」として了承。(Ⅰ月31日)
 米、INF(中距離核戦力)条約破棄通告:ロシアの違反を理由に破棄通告。米ロ協議物別れ。(Ⅰ月31日)

2019年2月15日  大村市九条の会 事務局