2019年12月1日開催、大村市九条の会 2019年度・第3回(通算84回)「集い」報告書

 縦長の日本列島です。一気に冬将軍が到来の地方もあるようですが、皆様方に置かれましてはお変わりなくお過ごしでしょうか。「桜を見る会」の苦しい弁明が続きます。「森友・加計疑惑」の時の国会強弁の繰り返しでしょうか。 「すべての政府(権力)は嘘をつく」「歴史は繰り返す」を実演してくれています。

 ペシャワール会の代表、中村 哲医師が活動中のアフガニスタンで銃撃され亡くなられました。(12月4日)首里城火災に続いての心痛む出来事です。

 第3回「集い」の報告です。
 日時:12月1日(日) 14:00~16:00
 会場:プラット大村 6F 小会議室3
 内容:1953年 映画「ひろしま」(109分)

   1953年(昭和28年)製作、戦後僅か8年後の映画です。 オリバー・ストーン映画監督は、この映画を「MUST SEE(見なければならない)」作品と評されたことが頷けます。 参加者14名でしたが、12名の方から感想文を提出いただきました。

感想文(順不同・重複意見は一つにまとめました)
 1 被害者の気持ちを100%受け止めることは出来ませんが、10名以上の身内が被爆し、死んでいます。核兵器は絶対に禁止しなければなりません。

 2 大切な内容の映画を見せていただきました。再び戦争にならないよう、一人ひとりがしっかりと声をあげていかなければと思いました。

 3 途中で親としての立場で映画を見ていることに気が付きました。多くの命が失われた事実を忘れずに伝え続けていきたいと思います。背景担当の画家、故小松乙彦氏の絵画素敵でした。

 4 現在のような高性能な機材もない時代に、これほどの映画が制作されていたのかと、当時関わったスタッフ、キャストの方々に敬意を表します。

 5 とても言葉では言い表せません。戦争を知らない私達はこの惨劇を直視しなければなりません。

 6 倫理性から見て「桜を見る会」問題はこの映画の対極にあるように感じました。

 7 心に迫りました。唯一の被爆国として核兵器禁止条約を批准するよう求めます。

 8 「はだしのゲン」など原爆の映画を観てきましたが、「ひろしま」が一番リアルでした。

 9 子供たちの立ち上がりは凄いですね。「パパ、ママ ピカドンでハングリー、ハングリー」

事務局より
  核兵器廃絶に向けた広範囲な署名活動が必要です。「地球環境の危機」も喫緊の課題です。
  2019年12月6日    「大村市九条の会」事務局 

(掲載日:2019年12月6日)