2008年12月7日「大村市九条の会」四周年記念の集い報告書


2008年12月7日「大村市九条の会」四周年記念の集い報告書

  初雪が舞った厳しい前日の寒さが嘘のように天気が回復し、お陰様で50人収容の会場はほぼ満員に近く盛会のうちに終了致しました。 先に当ホームページでご案内しましたように、「戦争を止めねばならぬ」との強い意志を文章に、短歌に込めて来られた今は亡き義父、福本 屯様の「平和」への熱い想いを「父が託した世界平和への切なる願い」と題して福本恵子様に約1時間お話いただきました。

 お話の内容は以下の三点でした。
1) 『戦争出兵十年の想い出』(著書:福本 屯氏:04年10月 文芸社)を出版するに至った経緯
2)生前の義父の人柄と思い出
3)福本恵子様ご自身の「世界平和への祈り」について
  (1)ペシャワール会(連絡先:092-731-2372)
  (2)筑紫哲也さんの遺徳を偲んで
  (3)「チャレンジ キャンプin おおむら」のスタッフとして子供達の健全育成と命の大切さを学ばせるボランティア活動に参加
 
参加された方から寄せられた感想を要約してお伝えします。
(1)戦争を知らない世代です。戦争を語り継いで貰うことはとても参考になりますし、とても大切な事だと思います。又、知っているだけでは駄目で、行動を起こすことが肝要だと思いました。

(2)穏やかで静かな語りの中に、お義父様の伝言として当事者でなければ分からない当時の状況を淡々とお話下さり、深く心に伝わってきました。 一歩誤るとアメリカと共に「戦争をする国」に変わろうとしていることに危機感を抱いています。戦争の悲惨さや空しさを繰り返さないために「憲法九条」を守り抜くことの大切さを改めて心に思いました。

(3) お義父様の想いを継いで立派に出版された事に尊敬の念を持ちました。福本様の残されたご家族の皆様は平和を願う想いで一杯でしょう。私の身内には戦死者はいませんが、戦争は絶対にすべきではないとの気持ちで自分に出来ることを続けて行きたいと思います。「キャンプin おおむら」の話も興味深かいものでした。

(4) 福本さんの体験談には胸うたれました。軍隊の非情さを感じました。

(5)私の父も戦死しました。福本さんのお話を父に置き換えて聞きました。本当に戦争だけは絶対に阻止せねばなりません。子供達を二度と戦場へ送ってはならないと、改めて強く思いました。お話は大変具体的で良く理解でき、勉強になりました。

(6)本日参加して自分の無知さを思い知りました。無知なることは罪と恥じています。

(7) 命の大切さを「チャレンジ キャンプ」で体験させるお話が心に響きました。お義父さまの遺志、その感性に心打たれました。戦争はまったく無意味です。

(8)福本ファミリーの「平和」への想いに感動しました。

(9) 戦争を語る人、語りたがらない人もおられますが、何らかの形で伝えて行かねばなるまい。戦後63年経っても戦争は続いている。どうしてだろう。 




(掲載日:2008年12月11日)