「憲法九条を守れ、駅前行動」での発言紹介(2)


2008年5月29日 「憲法九条を守れ、駅前行動」での発言紹介
「憲法九条を守る会」の者です。しばらくお耳をおかし下さい。08年2月、痛ましい事件が相次いで起きました。それは「戦争はしない」「武器は持たない」「国際間のもめ事は話し合いで」と言う、世界に自慢して良い「憲法九条」を持つ私達の国では絶対に起きるはずのない事件、事故です。
 
  イージス艦「あたご」がそこのけ、そこのけと回避行動を取らずに小さな漁船「清徳丸」に衝突。沈没させたのです。乗っていた親子二人は未だ行方不明のままです。  又、沖縄ではアメリカ海兵隊員による女子中学生強姦事件、住居不法侵入事件です。どの事件も「「憲法九条」をないがしろにして出来た軍隊(自衛隊)と日米同盟(日米安保条約)と言う軍事優先の下で起こりました。「自衛隊は国を守る。国民を守る」ものだと政府は言ってきましたが、今回の事件でそれが「大嘘」であったことが分かりました。

  国際貢献だと言ってアメリカの軍艦に給油するためにインド洋に自衛艦が行きました  。その油代も私達の血税です。日本にはイージス艦が六隻あり、その建造費は7,600億円。改修費は一隻当たり300億円。維持費は一隻当たり10億円以上という莫大さです。  言い換えれば「九条を無視」し、人命を軽んじながら私達の血税をアメリカと戦うために使っていると言うことです。11月29日

  先日、NHKの「その時歴史が動いた」で日露戦争の英雄、元海軍大佐水野廣徳氏が、第一次世界大戦戦勝国フランスの激戦地の村を視察された折り、その余りの惨たらしさに退役し、軍縮のジャーナリストになられたことを知りました。

  軍があれば戦争をする。その為に重税となり、軍人だけでなく老若男女の別なく一般市民が殺される。戦は勝っても負けても国民が犠牲になると論陣を張られたとのことでした。  日本の国際貢献は軍事でなく、ペシャワールの中村 哲医師はアフガンで医療活動や水を確保するための活動をしておられます。貢献とはこのような事ではないでしょうか。

2008年11月29日 「憲法九条を守れ、駅前行動」での発言紹介
 こんにちは。「大村市九条の会」です。少しお耳をおかし下さい。  私は小学校3年生の昭和20年6月末、佐世保大空襲で命だけは助かりましたが家を焼かれてしまいました。いつも一緒に遊んでいた友達や近所の人達は防空壕の中で亡くなりました。今でもサイレンの音を聞くと身体がビクリとします。ですから戦争は大嫌いです。

  日本が始めた戦争で、アジアで2,000万人、日本でも310万人が尊い命を奪われました。長い戦で町も村も荒廃した中、ポッダム宣言を受け入れて昭和20年8月15日に戦争は終わりました。  その反省から国民を主人公とする今の憲法が生まれました。特に「憲法九条」は戦をしない、武器は持たない、国と国とのことは外交でと言う素晴らしいものです。

  嘗て、太平洋戦争で戦死したアメリカと日本の兵士の遺児達のその後を見るとアメリカではベトナム戦争で多くの戦死者を出し、日本では一人の戦死者も出ていません。 「憲法九条」のおかげです。今の素晴らしい「憲法九条」を変えてアメリカと共に「戦争のできる国」にしようとする動きがありますが、みんなで力を合わせて世界の人々が羨む「九条」を絶対に変えないようにしましょう。改憲しようとする動きを阻みましょう。 (大村市植松 A・H)


(掲載日:2008年12月20日)