56ドキュメンタリー映画「鶴彬〜こころの軌跡」上映会報告書


56ドキュメンタリー映画「鶴彬〜こころの軌跡」上映会報告書
日時:8月1日(日) (1) 11:00〜 、 (2)14:00〜 (90分)
会場:大村コミセン 大会議室(1F)     

  猛暑の中、107名の皆様方にご参加をいただき上映会は無事終了致しました。   以下、次のようにご報告致します。

鶴彬
「鶴彬−こころの軌跡−」 - 公式サイトより

1)映画「鶴彬」について概略紹介
  川柳作家「鶴彬 本名:喜多一二(きたかつじ)」氏は1909年(明治42年)1月1日、石川県に生まれます。翌、1910年は韓国併合の年であり、今年は日韓併合100年にあたります。当時の日本は朝鮮、中国への侵略戦争に突入していく暗黒時代への入り口でした。

 軍隊内での反戦活動で逮捕され2年間服役します。1937年には治安維持法違反で逮捕され、拘置所で「チフス」に罹り、翌年9月14日、29才の短い生涯を終えます。絶望的な時代状況にあって、「川柳」を武器に真正面から軍と戦争に立ち向かい、揺るがぬ信念で反戦・反権力を貫いた「鶴彬」の生きた軌跡が描かれています。

 この映画は名匠・神山征二郎監督が暗黒の時代に後戻りしそうな危険をはらむ現代に、「鶴彬」の生き様を通して鮮烈な警鐘を鳴らそうとの思いを込めた作品と高く評価されています。

2)感想文の紹介
(1)期待通りの映画だった。29才という若さで、反戦・反権力に力尽くした姿に心打たれました。若者を責め立てる憲兵の「人が人でなくなる」姿に恐ろしさを感じました。 併せて、辛い悲しい歴史から目を背けてはいけないと思いました。(40代:女性)
(2) 又、あの暗い時代になりつつあるのではという気がしてきました。(80代:女性)
(3) 筋立ても良く、まとまった物語であったが余りにも重たかった。(70代:女性)

(4)鶴彬なる人物を初めて知りました。川柳の力と貫き通して生きた強さに強く胸を打たれました。強靱な気骨を感じた。(70代:女性)  
(5)物言えぬ時代が来ないことを祈るばかりです。自分たちがそうしなければとは思うのですが、具体的に何をすれば良いのか分からないジレンマがあります。(60代:女性)
(6) 私達の僅か3世代前の人達の非人道的な行為を恥ずかしく思います。(50代:女性)

(7)小林多喜二の「蟹工船」を上映して欲しいです。(60代:男性)  
(8) 「鶴彬」に元気を貰いました。心に残る良い映画でした。(60代:男性)
(9) 言論の自由がない社会が如何に暗いか良く分かりました。(60代:男性)
(10) 自分の生き方の弱さが思われてならなかった。強い人だと思った。(50代:女性)

3)事務局後記

  感想文がいつもより多く、皆様に喜んでいただける映画だったのものと安心しました。   ベッドに横たわり、今まさに命絶えんとする「鶴彬」の身体さえも自由を奪うために縄 で拘束されている最後のシーンは痛々しいものでした。

 権力の非情さを象徴するものであろうと慄然とさせられました。権力に対する神山監督 の思いがこの場面に集約されていたと感じた方も多かったのではないでしょうか。

  首相の私的諮問機関が「非核三原則」「武器輸出三原則」見直しを提言したと報じられました。一日たりとも「護憲運動」の手を緩めることはできません。今後とも宜しくご支援下さい。  「大村市九条の会」事務局  2010、8、6

・関係ホームページ紹介:鶴彬−こころの軌跡−」 - 公式サイト」は、ここからご覧下さい。

(掲載日:2010年8月6日)