憲法改正および憲法に深く係わる報道 (2013年2月分)


掲載日:2013年3月1日

憲法改正および憲法に深く係わる報道(2013年2月分) <参考資料>
 主に「NHKニュース」、「朝日新聞」の見出しを備忘録としてまとめたものです。今後ともご活用いただければ幸いです。

1)2月2日、安倍首相が日帰り沖縄訪問記事および新聞の反応
  辺野古移設を要請:沖縄訪問の安倍首相は仲井真沖縄知事に「米国との合意」の中で進めたいと辺野古へ の新基地建設促進を加速させる考えを示す。オスプレイの訓練はなるべく県外等に移していく努力をしたい とも表明。

 (1)「琉球新報」社説(一部抜粋)2/2
   「どうぞ正確に沖縄の『声』を聴いていただきたい。そうすれば、沖縄はもう元には戻らない・・・県民の民意は不退転だと気付くでしょう」「沖縄の抵抗がカネ目当てだとみているのなら大きな誤りだ」と強調。

  (2)「沖縄タイムス」社説(一部抜粋)2/2
   県内には「差別」という言葉が満ちているが、それを本土にぶつけても、のれんに腕押しの状態だ。 沖縄を再び「本土防衛の砦(とりで)とするわけにはいかない。

 (3)2月4日 朝日新聞社説見出し 「不信の源に向き合え」
   ** 沖縄は先の大戦で「本土防衛の捨て石」となり、戦後も本土復帰後も基地を押しつけられたままです。両地元新聞社説は私たち本土の人間が沖縄県民の心の痛みに「鈍感」過ぎることに苛立っている沖縄県民の思いを伝えているのです。それは大手メディアの報道姿勢に対する不信感にも直結しています。 憲法が改正されれば本土全域が沖縄並みの不沈空母化することへの警鐘とすべきではないでしょうか。 

2)2月20日 関連事項

  (1)石川啄木:1886年(明19年)2月20日岩手県盛岡市に生まれる。 1910年5月に始まる幸徳秋水らの「大逆事件」に見られる強権への憎悪を込めた「時代閉塞の現状」「食うべき詩」を書く。 又、韓国併合に抵抗し、「地図の上朝鮮国にくろぐろと墨を塗りつつ秋風を聴く」と歌う。 1912年(明45年)4月13日、東京都文京区の借家にて肺結核で死去(26才) 作品に「一握の砂」「呼子と口笛」など。 尚、昨年が没後100年でした。

 (2)小林多喜二:1933年(昭8年)2月20日午後7時45分築地署近くの前田医院にて絶命。(29才) 1903年(明36年)10月13日秋田県大館市に生まれる。小樽高商(現小樽商科大学)卒業。 北海道拓殖銀行に就職。傍ら創作活動を続ける。  「1928年3月15日」を「戦旗」に発表後「東倶知安行」「蟹工船」「不在地主」「党生活者」など社会的弱者や階級闘争をテーマにした作品を次々と発表。  「蟹工船」の表現が不敬罪とされ豊多摩刑務所に収監。治安維持法下、1932年より地下活動。 1933年2月20日正午過ぎ、港区赤坂町付近で逮捕され拷問により虐殺される。 今年が没後80年でした。   

(1) 原発安全基準案:地震・津波・・・・テロも想定した過酷事故対策を義務化。再稼働、遠のく。(2/1)
(2) 改憲、まずは96条から:安倍首相は衆議院に続き、31日の参議院本会議で発議要件緩和を明言。(2/1)
(3) 村山談話見直し:1日の参議院代表質問で福島みずほ氏の質問に、先の河野談話に続き見直し表明(2/2)

(4) ステルス戦闘機F35:戦闘機の部品輸出を武器輸出三原則の例外措置とする方針を固めた。(2/4)
(5) 中国、海自艦に射撃レーダー:中国軍艦が海自護衛艦に対して東シナ海で先月16日に続くもの。(2/5)
(6) 集団的自衛権 検討再開:首相諮問機関で対象拡大の方針。日本の軍隊が米軍の「傭兵」に。(2/8)

(7) 北朝鮮が3回目の核実験:朝鮮中央通信は小型化、軽量化された核爆弾の地下核実験に成功と報ず。(2/12)
(8) オスプレイ訓練:米第3海兵遠征軍司令官は今後沖縄以外の県での訓練を増やすと発言。(2/12)
(9) 日本版NSC設置へ初会合:NSC(国家安全保障会議)設置法案の今国会中の提出を狙う。(2/12)

(10) 「道徳」教科化提言へ:教育再生会議では「いじめ・体罰」について論議。安倍首相に提言の方向。(2/15)
(11) 東通原発に活断層:規制委員会が報告。東北電は違う見解を示すが原発停止の長期化は必至か。(2/18)
(12) 東電「赤旗」を排除::東京電力は福島第一の現場取材から「しんぶん赤旗」を排除すると表明。(2/20)

(13) 参院選からネット解禁:今国会中に成立の見通し。但しメールは政党と候補者に限る制限付き。(2/22)
(14) 辺野古埋め立て 同意要請:政府は新基地建設に向け名護漁協に公有水面埋め立て同意申請書提出。(2/26)
 

2013年3月1日  大村市九条の会 事務局