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大村市九条の会
会報 第7号 発行:2005年12月 |
正しい時代 森ぶんめい 六十年前、日本人男子の平均寿命は 戦争を望んでいない 「無防備地域宣言」はできるのです この運動はすすめられています |
日本は、戦後はたして尊敬される国になったでしょうか。尊敬される国というのは力が強く、武力で他国を侵略して行く国、何かというとポケットから札束を出して、いくらでも出すよという国をいうのでしょうか。 そうではないと思います。でもこれからは、私たち国民の一人ひとりが、個人としてどれだけ国際社会のさまざまな運動に参加していけるかだと思うのです。 たとえばイラクの人質事件。あの時外国の人たちは、日本人にも戦場に行って子どもを助けたり、劣化ウラン弾の被害を調べたりする人がいることをはじめて知ったのです。 ところで、私たち大人は「坑道のカナリヤ」でなくてはならないと思います。坑道の中で酸素が薄くなっていないか、人間が死ぬことがないか調べるためにカナリヤを持って行き、カナリヤが苦しがれば、人間はそこで引き返すのです。 いつか将来、私たちが子や孫から「なぜあの時黙っていたのか」と言われないために、今の時代の先頭に立ち、息苦しい空気の中を進むだけの勇気を持たなければなりません。 そのために、第九条はどうしても必要な、平和憲法の屋台骨なのです。九条がなくなれば、私たちの「日常」も「未来」もなくなるのですから。
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