憲法改正および憲法に深く係わる報道(2014年6月分) |
掲載日:2014年7月24日 |
憲法改正および憲法に深く係わる報道(2014年6月分) <参考資料> |
1 集団的自衛権関連 1)「新基準」提示:「非戦闘地域」の歯止めを外し、「戦闘地域」であっても水や燃料の補給、他国の兵の輸送、負傷者の治療などの後方支援をするという。(6月3日) 2)閣議決定 今週中にも視野:安倍首相は公明党との協議を加速するよう指示。高村副総裁は与党協議 でいつでも見直し案を提出できるよう政府関係者に求める。(6月6日) 3) 閣議決定案:1972年に田中内閣が示した政府見解を利用。自国防衛に限定を強調。(6月9日) 4) 首相、閣議決定を明言:今国会初の党首討論で「政府として立場を決定し、閣議決定する」と明言。一方、公明党は閣議決定に応じない考えを崩していない。(6月11日) 5) 公明党に限定容認論:自衛権を使える範囲を日本周辺に限定した上での検討を始めた。(6月12日) 6)邦人輸送、米に断られた経緯:98年の防衛協力交渉で「日本人の米艦乗船」は困難。(6月16日) 7)国連武力行使も参加容認:集団安全保障について、行使できるように閣議決定で転換。(6月19日) 8)自民党、集団安保保障で武力行使を提案:公明党が強く反発し、与党協議が紛糾。(6月20日) 9)国連武力行使参加を除外:提案に公明が強く反発。公明党説得へひとまず取り下げ。(6月23日) 10)集団的自衛権大筋合意:集団的自衛権を行使する閣議決定案を公明が概ね受け入れ。(6月24日) 11)集団的安保容認:政府は国会で説明する見解に集団安全保障の武力行使を盛り込む。(6月26日) **「集団的自衛権の行使容認」に反対する演説をしていた男性が焼身自殺を図り重傷。(6月29日) |
2 沖縄・辺野古新基地の動き 1)国と名護市の対立深まる:辺野古移設業者選びは1月以降、12件の入札手続きを行い、10件で契約が成立。(6月3日) 2)沖縄慰霊の日:仲井真知事は平和宣言で過去3年と違い「普天間の県外移設」を求めず。(6月23日) **小学校3年増田健琉(たける)君が、詩「空はつながっている」を読み上げる。(6月23日) 3)海上から新基地ノー 制限海域付近を漁船やアヌー約20隻が反対パレードで拳を挙げる。(6月28日) |
上記以外の重要事項 1)「九条の会」10周年:都内で記念講演会。草の根組織は約7500。呼びかけ人の大江、澤地、奥平各氏らが「危機が迫っている」と訴える。(6月10日) 2)教育委員会改悪法案を可決:参院文教科学委員会で可決。教育の自主性脅かす。(6月12日) 3)秘密会設置法案を可決:衆院議運委員会は2日間の審議で可決。悪法次つぎ。(6月12日) 4)改正国民投票法が成立:憲法改正の賛否を問う投票権、4年後に「18歳以上」になる。(6月13日) 5)石原環境相が暴言:原発事故の汚染土中間貯蔵施設建設をめぐり「最後は金目でしょう」。(6月16日) 6)「南京」「慰安婦ウソ」発言:NHK経営委員百田尚樹氏は日本の侵略戦争を正当化する発言。(6月18日) 7)法案、数の力で続々通過:国会きょう閉会。7年ぶりに提出法案の成立率が9割を超える。(6月22日) 8)集団的自衛権行使容認反対の市町村:意見書を可決した市町村は22都道府県102自治体。(6月22日) **一週間で急増。長崎県長与町を含む158市町村議会が意見書・決議。(6月28日) 9)一票の格差再び拡大:試算によると衆院14選挙区で2倍超え。議員が違憲状態を放置。(6月25日) |
2014年7月24日 大村市九条の会 事務局 |