九条の会の団結拡充を願って(徳島よりの寄稿文)


九条の会の団結拡充を願って
2014年9月15日  藤岡玄次郎(徳島在住

 秘密保護法も集団的自衛権容認法も、政府が勝手な憲法解釈を不法に押し付けるものです。首相ら政府は、自分たちは国民から選挙で選ばれた国民の代表なのだから、この国を自由に、思うが儘先導できるのだと豪語して、憲法もその文言にない(空言)は都合の良いように解釈してよいのだとして、数と権力でゴリ押しをしようとしているのです。アメリカは、未だ独立国日本を自国の属国としか解釈しておらず、ヤクザの親分気取りで子分(我が国は絶対そうではない)に服従させ、上納させることをずっと迫ってきたのです。

 安保条約のアメリカ式解釈なのです。政府はそれを甘受して国民をあまり刺激せず、陰にアメリカに追従してきたのです。それに対して近年国力を有し始めた韓国、中国が面白くなく、日本に種々なん癖をつけているのが現世相なのです。

 両国の自主独立の精神は顕著なものがあり、我が国は圧倒されるばかりです。国政にまで介入してくる始末です。政府はなすすべもなく防戦いっぽうです。完全に馬鹿にされています。実に情けない国交状況です。国民総出でなんとかしなくてはなりません。

  さて、昭和23年(1948年)に発布された日本国憲法は、わが国民はもとより地球上の全人類にとって実にすばらしく誇らしいものです。私たちはその憲法下で平和で安全安心な生活を享受し、めまぐるしい発展をしました。そもそも憲法は政府や権力者の横暴や暴挙から国民を守るためのものです。憲法を改正(改悪)するためには国会議員の3分の2、国民投票で国民の過半数以上の同意を得なければなりません(憲法96条)。

 特に、平和憲法の礎である憲法第九条は、我々国民一人ひとりが、現幸福(しあわせ)を子々孫々まで伝え平和を維持するための最重要条項です。どんなことがあっても、死守しなければなりません。国民の義務と言っても良いでしょう。  日本各地で九条の会が徐々に発足し、活動が行われるようになりましたが、今一つ活発さに欠けるように思われます。かといって、私は先頭に立って旗を振るだけの組織力も智才もありません。

 ただ傍らで応援するのみの愚者です。「大村市九条の会」は全国でも発足が早かったすばらしい会です。ですから私も遠く徳島の地から応援させていただいております。全国各地の九条の会の輪がますます拡がることを切望し、拙文を閉じます。みなさん、これからです。頑張りましょう、スクラムを組んで。

 (上記の文章通り)徳島在住の藤岡玄次郎さまより寄稿して頂きましyた。 藤岡氏とは50年来の友人です。 「大村市九条の会」立ち上げと同時に会員に参加いただいております。 徳島で開催される「平和講演会」などにも積極的に参加されています。

 今回、「大村市九条の会」のホームページに寄稿を依頼したところ、「考えるところは一杯あるが、文章にするのは自分には無理だ」と快諾とはなりませんでしたが、繰り返しの(氏に言葉によれば執拗な)催促に根負けしてくれての寄稿となりました。感謝です。  大村市九条の会 谷川成昭

掲載日:2014年9月15日