憲法改正および憲法に深く係わる報道(2015年2月分) <参考資料>


掲載日:2015年3月31日

憲法改正および憲法に深く係わる報道(2015年2月分) <参考資料>
主に「NHKニュース」、「朝日新聞」の見出しを備忘録としてまとめたものです。今後ともご活用いただければ幸いです。

1 改憲関連
・改憲賛成は有権者の33%:東京大学・谷口将紀研究室と朝日新聞による共同調査で昨年末の衆院選当選議員の84%賛成を大きく下回ることが分かる。(2月1日)
・「救出」で自衛隊出動可能:首相は参院予算委員会で駆けつけ警護で武器の使用を検討と表明。(2月2日)
・国民投票 参院選後:憲法改正の発議とその賛否を問う国民投票の時期は参院選挙後が常識。(2月4日)

・「大改革」の名で改憲主張:首相は施政方針で「解釈改憲」と併せて「明文改憲」に踏み込む。(2月12日)
・政府 法改正一覧を提示:2003年制定の武力攻撃事態法の改正では集団的自衛権が焦点。(2月13日)
・徴兵制、明確な憲法違反:参院、代表質問で「いかなる場合でも導入の余地はない」と答弁。(2月18日)

・「周辺」の制約 削除提案:政府は米軍への後方支援を定めた周辺事態法で公明党と協議へ。(2月19日)
・憲法改正は?段構え:「3分の2」のハードルを考慮。憲法改正推進本部が改憲へ向けて再始動。(2月26日)

2 沖縄関連
・辺野古架設桟橋の設置:巨大アンカー問題で、沖縄防衛局、県の許可不要との強弁に県民が怒り。(2月2日)
・埋め立て承認検証開始:第三者委員会初会合。6月までには結論を出し、7月には報告書提出。(2月6日)
・官邸「反対ばかり 会えぬ」:「淡々と進めて行く」と菅官房長官。「裁判は避けられない」と高官。(2月13日)

・巨大ブロック投入やめよ:
知事による権限の初行使は防衛局に指示。岩礁破砕許可の取り消しも。(2月16日)
・新基地反対は県政の柱:沖縄県議会?月定例会で翁長沖縄県知事が所信声明で決意を表明。(2月19日)
・与那国に自衛隊 賛成6割:住民投票の賛成結果に推進町長は「安堵」。反対派は訴訟も視野に。(2月22日)
・壊されたサンゴ 消える:沖縄・新基地作業の海底で確認。県は26日からに潜水調査を始める。(2月24日)

3 教育関連
・低学年に「わが国への愛着」:文科省は道徳の指導要領案を公表。道徳を「特別な教科」と位置付け。(2月4日)
・教科書採択の年「侵略美化ノー」:自由法曹団(約2100人)は「教科書PT」を立ち上げ。(2月12日)
・集団的自衛権記述 教科書を訂正:「憲法解釈」を受けて、10社の22点。中高の公民教科書で。(2月16日)

4 上記以外の重要事項
・憲法学者 奥平康弘氏死去:「憲法九条の会」立ち上げ賛同者の一人として表現の自由を追求。(1月26日)
・ドイツ元大統領ワイツゼッカー氏死去:
東西統一を挟んで10年、戦後の歩みを一身に背負う。(1月31日)
・後藤さん殺害映像 公開:湯川さんに続きイスラム国に拘束されていた後藤さん救出願い届かず。(2月1日)
    
・佐賀空港へのオスプレイ配備計画:政府は自衛隊との共用はしない「公害協定」を知らずに要請。(2月5日)  
・18才選挙権 成立へ:昨秋の臨時国会で廃案になったが、今国会に再提出。来年夏にも実施。(2月6日)
・NPT再検討会議へ 日本原水協アピール:4月27日〜5月22日の会議に向けて署名強化。(2月8日)
  
・「9増9減」軸に検討:衆議院議長の諮問機関は「一票の格差」是正するための小選挙区定数案。(2月9日)
・周辺事態法 存続へ:後方支援で公明に配慮。一方、自衛隊の海外派遣「恒久法」の新設の考え。(2月11日)
・中国、原発大国へ始動:発電能力 5年で3倍に増やし、世界?位のフランスに迫る計画。(2月12日)

・世界の軍事費:米(5810億ドル)、中国(1290同)以下サウジ、ロシア、英、仏、日。(2月11日)
・ウクライナ停戦合意:ウクライナ、ロシアと仲介役のドイツ、フランスの4首脳徹夜協議。(2月12日)
・捏造記事ではない:「慰安婦」問題で元朝日新聞記者(北星学園非常勤講師)の植村隆氏が講演。(2月17日)
  
・防衛装備庁 新設:防衛省の外局として国際共同開発・輸出の窓口に。秋にも発足。(2月17日)
・首相 異常やじ:衆院予算委で「日教組はどうするんだ」などと委員長の制止後もヤジを飛ばす。(2月19日)

**首相は23日の衆院予算委で「やじ弁明答弁」を「遺憾であり訂正する」と述べる。
・「侵略ごまかし 試みる者がいる」:中国外相が国連で歴史認識を巡る日本の動きを牽制。(2月24日)

心に留め置きたい言葉  (第7回)
**明日は枯れる花にも水をやる心を持ちたい  大平正芳元首相
**歴史の記憶は弱者にある。それこそが伝えられるべき歴史である  コリアNGOセンター 郭 辰雄氏

2015年3月31日  大村市九条の会 事務局