憲法改正および憲法に深く係わる報道(2015年6月分) <参考資料>


掲載日:2015年7月16日

憲法改正および憲法に深く係わる報道(2015年6月分) <参考資料>
主に「NHKニュース」、「朝日新聞」の見出しを備忘録としてまとめたものです。今後ともご活用いただければ幸いです。

1 安倍政権
ポツダム宣言、東京裁判受け入れた:
安倍首相は衆院特別委で6項の世界征服を含め受諾し降伏した事を認め、その結果を生み出した政治指導者には当然、責任があると答弁。(6月1日)
集団的自衛権で敵基地攻撃可能に:衆院特別委で首相答弁。「新3要件」無限定さ浮き彫りになる。(6月1日)

戦争法案に全参考人が「違憲」表明:衆院憲法審査会で長谷部、小林、笹田3氏が「憲法違反」と表明。(6月4日)
防衛大臣の逆立ち答弁:「憲法をこの法案にどう適合させていけばいいか」との議論を踏まえ閣議決定」(6月5日)
「慰安婦」問題解決を:日韓関係の改善をと学者・文化人281人が「慰安婦問題」の早期解決を訴える。(6月8日)

首相の歴史認識に危機感:過去に「談話」をだした村山・河野両氏がそろって会見し世論に訴える。(6月9日)
戦争法案 地方各紙が批判:連日社説・論説で「そもそも許される法案か」などと批判展開。(6月10日)
砂川判決根拠論 崩れる:横畠法制局長官が砂川判決は「集団的自衛権」に触れていないと認める。(6月10日)

合憲とする憲法学者:百地、長尾、西以外に名前挙げられず。菅官房長官「数ではない」と開き直る。(6月10日)
「安保法制」違憲判決ならば:中谷防衛相は「判決に従う」。磯崎陽輔首相補佐官は「法案出し直す」。(6月11日)
違憲主張学者 220人に拡大:高村氏は「決めるのは学者ではなく政治家」と「違憲」指摘を敵視。(6月11日)

「敗戦以来最大の危機」と決起:「戦争を知る」ベテラン議員4氏が集団的自衛権容認に怒りの声。(6月12日)
自衛隊の処罰規定に異論:「一般には認められない」とした海外派兵を前提にした処罰規定に異論。(6月18日)
「存立危機事態」の実例示せず:「存立危機事態」が起きた例があるかとの野党質問に外相は示せず。(6月19日)

国会、9月下旬まで延長:安保法案の審議時間を確保した上で、政権は衆院「再議決」も視野に。(6月21日)
戦争法案に「反対」「慎重審議」の議会増える:意見書可決の地方議会116。連日増え続ける。(6月22日)
戦争法案は「違憲」「逸脱」:宮崎、坂田両元法制局長が衆院特別委で「違憲」宣告を突きつける。(6月22日)

自民、勉強会代表らを処分:「文化芸術懇話会」での問題について会代表の青年局長他3人を処分。(6月27日)
自民 若手議員を締め付け:「朝まで生テレビ」出演を決めていた議員を呼び出し、出ないよう指示。(6月29日)

2 沖縄関連
土砂、辺野古に送らせない:拠出予定地域の全国7団体が「環境保護」を掲げ沖縄と連帯。(6月1日)
沖縄と「米退役軍人平和会」が連帯:ワシントンに滞在していた翁長知事に連帯の手紙を送る。(6月6日)
基地は最大阻害要因:翁長知事は沖縄経済についての「基地関連」はGDPの5%切っていると紹介。(6月11日)

沖縄戦70年戦没者追悼式:辺野古作業中止、平和宣言。高校生が「みるく世がゆゆら」で訴え。(6月23日)
言論弾圧大合唱:自民党の会合で、議員から「広告減らせ」、百田尚樹氏から「沖縄2紙つぶせ」発言。(6月25日)

百田氏発言 拝聴に値する会合に出席していた加藤勝信官房副長官は感想を求められての発言。(6月26日)
夫 菅原文太の遺志継ぎ 沖縄に心寄せる:妻菅原文子氏が辺野古基金共同代表に就任。その想いは。(6月30日)

3 教育関連
歴史歪曲・憲法敵視の教科書を子供に渡せない:日韓の90団体が共同アピール。(6月2日)
国立大学 文系見直しを:文科省はニーズを踏まえ廃止・分野の転換をと全86の国立大学に通達。(6月8日)
国立大に「日の丸」「君が代」要請:下村文科相の掲揚と斉唱要請に学長ら「国家の命令」を批判。(6月16日)

検定不合格の教科書:文科省は70日以内に再申請できたものを、翌年度に再検討する方針を示す。(6月22日)
「道徳」教科書づくりへ:道徳科合同会議は小中学校「道徳科」の教科書検定基準の方針を了承。(6月22日)
歴史教科書シンポ:育鵬社の歴史教科書で模擬授業。戦争が見えなくなる問題点を具体的に示す。(6月28日)

4 上記以外の重要事項
中国の南沙埋め立て 軍事利用目的も:アジア安保会議で中国軍幹部が明確に認める。(6月1日)
令状のないGPS捜査は違法:大阪地裁は任意捜査の段階で車両に取り付けるのは「違法」判決。(6月5日)
自衛隊員の自殺者:2003〜14年度で1,044人。10万人当たりの日本人の平均を上回る。(6月5日)

インド洋「出撃」途上に自衛隊員自殺が判明:07年7月、護衛艦「きりさめ」艦内で隊員が自殺。(6月7日)
9条 今年もノーベル賞候補に推薦される:10日、ノルウェーの委員会から推薦されたと発表。(6月10日)
自衛隊が武装パレード:長崎県佐世保市の中央商店街を陸・海自衛隊による合同武装パレード実施。(6月13日)

違憲判決まで4年かかる:小林節氏は来年の参院選で自民が沈み、次の総選挙で正す方が早いと強調。(6月15日)
18歳選挙権 成立:参議院本会議で全会一致。70年ぶりの引き下げ。来夏の参院選から適用。(6月17日)
維新 安保法案の対案決定:橋下最高顧問は党の勉強会で条文の修正を注文するだけで撤回求めず。(6月20日)

SEALDs「声上げるのは今」:渋谷で学生アピール宣言。民主・維新・共産・生活・社民も訴え。(6月27日)
本当につぶれて欲しいのは:「本当につぶれて欲しいのは朝日・毎日・東京新聞と百田氏ツイート。(6月27日)

心に留め置きたい言葉 (第11回)  
**戦争は「平和」を掲げてやってくる     東京大学名誉教授(政治学)    石田 雄氏
**教育は、最高の愛の事業である      長崎純心大学副学長(日本史学者) 故片岡弥吉氏


2015年7月16日  大村市九条の会 事務局