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憲法改正および憲法に深く係わる報道(2015年7月分) <参考資料>
主に「NHKニュース」、「朝日新聞」の見出しを備忘録としてまとめたものです。今後ともご活用いただければ幸いです。
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安倍政権関連
元法制局長官が告発:戦争法案について「典型的な武力行使の一体化」だと大森氏が告発。(7月1日)
首相が陳謝:勉強会の沖縄2紙はじめ報道機関を威圧、沖縄県民世論を「ゆがんでる」発言に陳謝。(7月3日)
安保法制 331議会が意見書可決:「反対144」「慎重181」「賛成6」。長崎県議会他が賛成。(7月9日)
憲法学者の回答:200人へのアンケートに回答した122人の内、違憲104人。合憲2人。(7月11日)
砂川判決に依存深める:「違憲の指摘」が法案への疑問の拡がりに反論する「合憲性の根拠」にする。(7月14日)
11法案 衆院通過:「国民の理解進まず」と認めた直後に本会議で採決。民・維など採決を欠席。(7月16日)
民主主義破壊の法案に抗議:150人を超える学者・研究者が会見。アピール賛同者1万1千人超え。(7月20日)
「兵站」前方配置・戦闘力増進:「陸自教範」に「武力行使と一体不可分な軍事行動」と明記。(7月29日)
安保法案(戦争法案)参院審議入り:「憲法違反かどうか」「法的安定性」について与野党が審議。(7月27日)
磯崎補佐官が暴言:大分の講演で「法的安定性は関係ない」との発言に首相が参院特別委審議で釈明。(7月28日)
磯崎補佐官を参考人招致:理事会で補佐官として初めての参院特別委員会への参考人招致を決める。(7月30日)
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沖縄関連
沖縄県議会が抗議決議:自民党議員による報道機関への言論圧力と県民侮辱発言への抗議決議を可決。(7月2日)
副次的な任務以外に日本防衛のための基地は一つもない:1968年の米国防省の極秘文書に明記。(7月3日)
沖縄、土砂規制条例を可決:県議会は辺野古沿岸部の埋め立て作業にブレーキをかける狙い。(7月13日)
辺野古承認 取り消し検討:第三者委の「法的瑕疵」を指摘する報告を受け来月中旬以降に知事判断。(7月16日)
翁長知事 辺野古取り消しを示唆:埋め立て承認巡り「合法的に可能」と述べ、承認を取り消す意向。(7月29日)
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教育関連
「日の丸」「君が代」押しつけ反対シンポ:国立大学への要請は憲法23条に反すると集会。(7月4日)
教員に罰則:選挙権年齢引き下げに関連して自民党は「政治的中立を逸脱したら罰則」を提案。(7月8日)
道徳教科書に検定基準案:2018年以降正式教科になるため、文科相諮問機関は検定基準案を了承。(7月23日)
都教委の採択教科書:中高一貫10校と特別支援学校中学部の使用教科書「歴史・公民」に育鵬社。(7月23日)
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選挙制度関連
一票の格差:衆院・2倍超が18選挙区。参院は31選挙区。最大格差は兵庫の4.78倍超え。(7月1日)
民主・公明が10合区案で一致:自民は「6増6減と2合区の受け入れ」に留まる党利優先。(7月2日)
参院選「2合区」で合意:自民と野党(維新・次世代・日本を元気にする党・新党改革)10増10減。(7月9日)
4閣僚 参院合区に反対:合区対象を地盤とする議員や、自民・公明から「不満・不十分」との批判。(7月11日)
参院2合区成立:一票の格差2.97倍に。最高裁の違憲状態との指摘の解消にはほど遠い。(7月28日)
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上記以外の重要事項
北朝鮮、拉致報告を延期:一年程度でとの約束の延長を連絡してくる。「誠に遺憾」と首相。(7月3日)
ギリシャ国民投票:EU、IMFの緊縮政策要請に対して国民の大多数が「緊縮拒否」の意思表示。(7月5日)
東京大学人が緊急抗議集会:「今の政治が続いたら将来日本は闇になる」と駒場キャンパスで開催。(7月10日)
新国立変更:首相「間に合わない」として総工費の増額を追認。菅官房長官は「見直し 無責任」。(7月10日)
新国立 計画白紙:2520億のコスト批判に首相がゼロベースの見直し表明。ラグビー会場断念。(7月17日)
米・キューバ国交回復:1961年以来54年ぶりに両国大使館再開へ。(7月20日)
イラン核協議最終合意:イラン「開発制限」「軍事施設査定」を条件付き受け入れ・米欧など制裁解除。(7月14日)
鶴見俊輔さん死亡:哲学者で戦後思想に影響力。2004年「九条の会」呼びかけ人の一人。(7月20日)
瀬戸内、美輪両氏長崎で対談:寂聴氏「戦争の時代に似てきた」。美輪氏「責任が重いのは選挙民」(7月25日)
自衛隊機 高裁も差し止め:米軍と自衛隊が共同使用の厚木基地の深夜・早朝の飛行を差し止め。(7月30日)
イスラエル、経済で中国接近:アジアインフラ投資銀行に参加で加盟表明は57カ国に。(7月31日)
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心に留め置きたい言葉 (第12回)
**貧しい人に食べ物を施すと、私は聖者と呼ばれる。
貧しい人にはなぜ食べ物がないのかと問うと、 私は共産主義者と呼ばれる。
ブラジルの「ドン・エルデス・カマラ大司教」 1909〜1998年
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