平和憲法に守られた日々に感謝
寄稿 藤岡 玄次郎 氏(徳島県在住)
日本国憲法が施行されたとき、私は4歳だった。爾来今日に至るまで、私はこの憲法に守られ、なんの不自由も不安もなく、伸び伸びと平和で自由な生活を送ることができたことを、非常に嬉しく有難く思っている。
齢を経るごとに現憲法下に生きていることの幸せを強く感じるようになっていく自分があり、もはや憲法が清涼な空気のような感覚ですらある。
しかし、現政権になって、この国民主権の崇高な憲法を自公与党が数の力、偏見や勝手な憲法解釈で、捻じ曲げて改憲しようとしている。絶対に許せないことである。
民意を無視して、まず集団的自衛権行使などの「安全保障関連法(戦争法)」を暴力的に強行採決し、更にはその際に約束した、「必ず丁寧に説明をして国民の理解を得る」という責任を全く果たさないまま、「決めてしまえば我がものだ。なんの文句があるか」と豪語し、次は完全に国民を無視して改憲(その本丸は憲法九条第二項)しようとしている。
何が主権在民だ、立憲主義に恥じないのか。強く反対したい。
政府は「国民の平和と安全を守るために」というが、事実は「国民に恐怖と不安を募らせる」である。
この上は、「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動」に参加して微力を尽くしたいと考えている。
当面の目標は改憲に反対する議員を定員の3分の1以上、国会に選出することである。今後の全ての選挙で「正常で良識ある人格者を選出」することに尽きる。(完)
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藤岡氏には2回目の寄稿いただきました。 徳島で開催される「憲法守ろうとの集会」には積極的に参加されておられます。今回の総がかり行動、「2000万署名」活動にも取り組んでおられます。
氏の今後のご健勝をお祈りして、お礼に代えさせていただきます。 2016年3月22日 「大村市九条の会」事務局