2016年12月4日開催、2016年度・第4回(通算69回)「集い」報告書

1 日時:12月4日(日)14:00〜1600
2 会場:男女参画センター 第T会議室(3F)
3 内容:チェルノブイリの今(ビデオ視聴)


 紛争が激化しているとの報道がある南スーダンに派遣される自衛隊の部隊には、「安全保障関連法」に基づく新任務「駆けつけ警護」が付与される。「駆けつけ警護」は警備小隊約60人。(12月12日以降)

  「駆けつけ警護」とは,あくまでも武装勢力に襲われた国連やNGO(非政府組織)職員らを助けに向かうものだとして、武力の行使には当たらないと政府は強弁するが、銃を使用する事態は当然予想される。

   紛争に巻き込まれた自衛隊員が「人の命を奪う」「自らの命を危険にさらす」ことが現実味を帯びてきた。   平和憲法を持つ日本が、憲法の精神に反する行為に踏み出した事実を重く受け止め、雪崩を打つように平和憲法の形骸化を許してはならない。いつに主権を持つ国民の危機感、想像力に掛かっている。

  今回、「チェルノブイリ原発事故」を取り上げたのは、川内、伊方原発を始めとして各原発再稼働への動きが加速されている中、原発再稼働反対運動の重要性が再確認され、運動が拡がる事を願います。(参加者17名)

参加いただいた方の感想文(順不同)
1 長崎の原爆投下では、浦上川に水を求めて集まった人達が折り重なって死んでいったそうです。若い人達にこの記録映像を見て欲しいと思います。
2  漠然としか知らなかったチェルノブイリ原発事故の恐ろしさを身近に感じました。広島に投下された原爆の350倍の威力だったとは驚きです。被害の甚大さが想像できません。

  3 チェルノブイリ原発事故で最初に消火に駆けつけて被爆した消防隊員の治療場面を初めて見て驚きました。医師や看護婦に制止されても、夫の治療に寄り添った妻を襲った被害も生々しいものでした。
  4 東日本の事故処理もまだまだなのに、インドに原発を売りつける感覚が分かりません。ベトナムが日本に対し、注文を断ったのは英断だったと思います。

  5 初めて見ました。本当に悲惨なもので、やはり弱い者、貧しい者が大きな被害を受けるのですね。体内被爆した12歳の男の子がしっかり現実を受け入れていることに感心しました。  映像に出てきた「兵士の母の会」については、以前、私が参加していた「母と女教師の会」と同じ活動で、「母(女)は強し」と思いました。

事務局より
   ある会員様から、「九条の会」で「原発」を取り上げることの関連について質問をいただきました。 「大村市九条の会」を立ち上げた時点で、改憲派の狙う最終地点は「九条」にあると考え、「憲法」を守る 「シンボル」として「大村市九条の会」としたものです。

   改憲派議員多数といえども、「九条」の変更に一気に取りかかるはずはなく、反対の少ない条項から攻め て来るのは戦略的にも当然のことと予想できました。 「大村市九条の会」は憲法の3本柱である「主権在民」「基本的人権「平和主義」に係る如何なる事案についても注意深く対応していかねばと考えています。

   原発事故は勿論のことですが、「原発」は核兵器に直結します。今後も「選挙制度」「冤罪事件」「司法 の独立性」の問題なども取り上げていきます。   ご理解の程宜しくお願いします。

新企画! 2回目ついてのご案内
 毎月第3月曜日に「事務局会議」を開催していますが、その会議の前に「ドキュメント映像」を視聴する事を計画しました。
    第2回  日時:12月19日(月)。14:00〜15:20
         会場:勤労者センター 和室
         内容;「冤罪死刑」ドキュメント)


2016年12月12日 「大村市九条の会」事務局(文責:谷川)


(掲載日:2016年12月13日)