憲法改正および憲法に深く係わる報道(2017年8月分) <参考資料>


掲載日:2017年9月14日

憲法改正および憲法に深く係わる報道(2017年8月分) <参考資料>
主に「NHKニュース」、「朝日新聞」の見出しを備忘録としてまとめたものです。今後ともご活用いただければ幸いです。

心に留め置きたい言葉 (第38回)
*
 明日世界が終わろうとも、今日私はりんごの木を植える
   サーロー節子氏(85歳) カナダ在住 13歳の時広島で被爆。異国の地・カナダで「核兵器廃絶」を訴える。     

 * 自分のためにではなく、人のために生きようとするとき、その人は、もはや孤独ではない。

 * 誰しも幸福を望みますが、それを実感することにおいてはきわめて鈍感です
    日野原重明氏 医師 1911年(明治44年)10月4日〜2017年7月18日       
 

安倍政権関連
 九条改憲法案 月内に:九条に自衛隊を明記する改正案の素案を8月下旬に示し議論を再開する方針。(8月1日)
 稲田氏聴取 説明拒む:防衛省は野党が要求する閉会中審査を拒む。内閣改造後以降に再度協議。(8月1日)
 第3次改造内閣 発足:前内閣から6人が残留。7人の閣僚経験者を再起用。「安倍1強」揺らぐ基盤。(8月3日)

  弁護士ら100人 首相に質問状:加計学園の獣医学部新設を巡り弁護士、大学教授が質問状を郵送。(8月7日)
  改造人事:評価は43%。内閣支持率は横ばいの35%。改造は支持率回復にほとんど影響なし。(8月8日)
  首相秘書官、加計側と面会:2015年4月には加計学園事務局長も同行して官邸へ。今治市職員も同席。(8月9日)

  どこの国の総理か:首相が被爆者代表の要望を聞く会で連絡協議会議長が要望書を手渡す前に不満を示す。(8月9日)
  日報めぐる閉会中審査:防衛省答弁は監査結果をなぞり、稲田氏関与ない、再調査は「しない」と答弁。(8月10日)
  オスプレイ飛行 再開容認:事故を受けた後、防衛省は飛行容認。日米共同訓練へ参加の可能性も。(8月11日)

  中国・四国4カ所のPAC3に破壊措置命令:北朝鮮発射ミサイルがコースを外れた場合を想定して。(8月11日)
  全国戦没者慰霊祭 首相の式辞「不戦の決意」を表明するもアジア諸国に対する加害と反省には触れず。(8月15日)
  全閣僚 靖国に参拝せず:中曽根元首相が公式参拝した85年以降で自民党政権下では初めての事。(8月15日)

  無人偵察機「グローバルホーク」の導入停止も:当初より23%購入費用増で防衛装備庁の規定に抵触。(8月21日)
  オスプレイ夜間訓練:北海道の大演習場で実施中の日米共同演習で夜間訓練。恵庭市上空を旋回。(8月21日)
  原子力規制委員会の田中委員長が会見:「審査時間が掛かりすぎる」など自民、民進議員から「政治的圧力が常にあった」と述べる一方、審査過程を公開することで独立性は保てたとした。(8月24日)

 加計新学部 10月に結論:文部省審議会は開設の可否について判断を保留し、継続審議を決定。(8月25日)
 徴用工問題で日韓に影:安倍首相の「解決済み」に韓国の文大統領が同意せず。河野外相は訪韓見送り。(8月25日)
  ヒットラー、動機正しくてもダメ:結果が大事。何百万人も殺したのはダメと派閥研修会で麻生副総理。(8月29日)

 「働き方」法案審議始まる:安倍内閣が秋の臨時国会に提出を狙う「働き方改革」関連法案の審議始まる。(8月30日)
 18年度の概算要求:総額は101兆円。4年連続の100兆円超え。防衛費増加の一途で2.5%増(8月31日)
 

沖縄関連
 上原康助さん死去:「全沖縄軍労働組合」の委員長として本土復帰運動を推進。沖縄選出初の閣僚。(8月6日)
  墜落事故後 オスプレイ飛行:政府は豪州での墜落事故後、米国に対して飛行の中断を求めたが効果なし。(8月7日)

  地位協定「少し見直し」:新沖縄北方相の江崎氏は沖縄を訪れ、異例の「見直し」発言。その後に釈明。(8月8日)
 辺野古・オスプレイ「ノー」:普天間飛行場の辺野古への移設に反対する県民大会に4万5千人が参加。(8月12日)
 米国で沖縄新基地反対を決議:アジア・太平洋系アメリカ人労働者連名が沖縄の訪米団に連帯。(8月19日)

 沖縄ジュゴン訴訟:サンフランシスコの連邦控訴裁判所が2015年の地裁判決を差し戻す。(8月21日)
 稲嶺氏3選へ出馬表明:「新基地問題に終止符を打つ」と覚悟を語る。来年1月28日告示。(8月23日)
 オスプレイの配備撤去求める意見書決議可決:県議会はオール沖縄与党と公明党の賛成多数で可決。(8月28日)

 辺野古沖 消えたジュゴン:辺野古沖の周辺にいたジュゴンの姿が消えた。工事の影響と危惧の声。(8月31日)

教育関連
 朝鮮学校が控訴:広島地裁が国の高校授業料無償化対象からの除外を適法とする判決を不服として控訴。(8月1日)
 朝鮮学校補助金:10年前は28都道府県が補助。北朝鮮の動向が影響で今年は12都道府県に減る。(8月6日)
 獣医学部新設の可否:文科省の「大学設置・学校法人審議会」は加計学園の獣医学部4月新設判断保留。(8月9日)

 教科書採択で圧力:神戸市の私立灘中学が慰安婦を掲載した「学び舎」版を採用したことに圧力。(8月19日)
 岩国 侵略美化教科書に反対:「岩国の教育を考える会」は育鵬社の教科書採択を許さない運動を確認。(8月27日)
 防衛省の委託研究 企業の応募急増:防衛分野の研究開発に役立つ基礎研究の委託に昨年の5倍。(8月29日)

上記以外の重要事項
 民進代表戦 9月1日:蓮舫氏の後継選ぶ代表戦は地方議員・サポーターも参加する形で。21日告示。(8月1日)
 北朝鮮 赤十字接触も無視:韓国が呼びかけていた南北赤十字接触に応じず。対話のめど立たず。(8月1日)
 自衛官試験 なぜ大学で:高知大オール革新の会は同大学側と懇談し再検討するよう要請。(8月2日)

  原水爆禁止世界大会国際会議はじまる:核兵器を違法化した「核兵器禁止条約」採択を受けた歴史的退会。(8月3日)
  トランプ政権 報道に圧力:情報流出、特に「ロシア疑惑」の取り締まり強化。米メディアは猛反発。(8月4日)
 オスプレイ墜落:オーストラリア北東部沿岸で訓練中に墜落。沖縄県金武町から米豪合同訓練に参加機。(8月5日)

 北朝鮮制裁強化:石炭・鉄鉱石・鉛・海産物などの全面禁輸を安保理で決議採択。中国も賛成。(8月5日)
 被爆72年 核禁止条約の前進訴え:広島、長崎の平和祈念式典で政府に被爆国日本の役割推進訴え。(8月6・9日)
 「日本ファースト」設立:小池都知事に近い若狭勝衆院議員は政治団体「日本ファースト」の設立を発表。(8月7日)

 北朝鮮 カナダ人牧師を開放:敵対行為の罪で服役中の韓国系カナダ人牧師を「人道的見地」により釈放。(8月9日)
 在キューバ外交官 耳に異変:高性能機器で攻撃された可能性。対抗措置でキューバ外交官2名を追放。(8月9日)
 玄海再稼働 今冬以降に:原子力規制委員会は玄海と大飯両原発の設備審査が長引き、再稼働延期表明。(8月10日)

 米大統領、軍事報復を警告:大統領はツイッターで北朝鮮のミサイル発射予告に警告。対話交渉も示唆。(8月11日)
 ホロコースト生存の世界最高齢者死亡:ユダヤ大虐殺を生き延びた113歳のイスラエル人男性が死亡。(8月11日)
 白人主義者と反対派が衝突:米バージニア州の都市で両者が衝突。反対派に自動車が突っ込み死傷者。(8月12日)

  陛下 変わらぬ「深い反省」:全国戦没者慰霊祭で退位特例法後の初の終戦日にあたり「反省」のお言葉。(8月15日)
  水銀規制 水俣条約が発効:国際的に包括管理するルールを定めた条約。ただ20ヶ国で不適切処理。(8月16日)
  カジノ素案 初の公聴会:政府が開いたカジノを含む統合型リゾートについての公聴会で疑問噴出。(8月17日)

  マララさん オックスフォード大合格:最年少ノーベル賞受賞者のマララさんがエリートコースを専攻。(8月17日)
  バノン首席戦略官更迭:トランプ大統領誕生の立役者。「米国第一」政策を推進も政権内で孤立。(8月118日)
  日本母親大会開催:第63回の大会が盛岡市で始まる。各分科会に分かれて熱心な討議(8月19日)

  原発再稼働の同意 原発立地以外も:
30q圏の周辺自治体では「53%」が周辺の同意が必要とする。(8月21日)
  民進代表選きょう告示:前原氏対枝野氏。地方票がカギ。大きな相違の一つに野党統一共闘で意見対立(8月21日)
  森友の土地ごみ「判別不能」:土地紛争の専門家は、8.2億円値引き根拠の現場写真では「判別不能」(8月22日)

  高校生平和大使のスピーチなし:2014年からのもの。スピーチを問題視する国があるためという。(8月21日)
  官僚の法人出向 44%増:政府系法人の常勤役員に「現役官僚」の出向増。天下り規制の「抜け道」か。(8月23日)
  米軍アフガン駐留継続:トランプ大統領は過去の持論を一転、新戦略を発表。タリバーン潜伏で治安悪化。(8月21日)

 「パナマ文書」端緒に国税調査:2015年ドイツで発覚。総額31億円の申告漏れ。光通信会長も。(8月24日)
 地震 余地前提を転換:「大規模地震対策特別報告者(大震法)」の仕組みを40年ぶりに見直し。(8月25日)
 小池都知事 関東大震災朝鮮人犠牲者追悼式の追悼文取りやめ:例年、都知事は追悼文をだしてきた(8月25日)

 米サンフランシスコ 右翼集会中止に:右翼が計画の集会を市民の反対で止めて白人至上主義に勝利。(8月26日)
 北朝鮮ミサイル 日本通過:米韓軍事演習に対抗か。北海道の東1180キロに落下。Jアラート作動。(8月29日)
 メイ首相 来日:英国のメイ首相が就任後初めて来日。安倍首相とEU離脱後の経済関係の連携協議。(8月30日)

 遺留物 「第三者のDNA」:2005年栃木今市市でおきた女児殺人事件の一審で証拠提されなかったDNA型の 審理を求める法医学者の意見書を提出。遺留物から被告のDNA型は検出されず。(8月29日)
 谷口稜嘩(すみてる)氏 死去:長崎で被爆し背中に大やけどを負った。国連でも核廃絶を世界に訴える。(8月30日)

 中印国境の両軍撤退:6月中旬から続いていた両軍の対峙を終結させ、軍を徹来することで合意。(8月28日)
 五輪開催日を祝日に:スポーツ議員連盟は2020年7月24日を特例として祝日にする法案を確認。(8月31日)

2017年9月14日  大村市九条の会 事務局