憲法改正および憲法に深く係わる報道（2018年3月分）　＜参考資料＞

掲載日：2018年4月11日

憲法改正および憲法に深く係わる報道（2018年3月分）　＜参考資料＞
主に「ＮＨＫニュース」、「朝日新聞」の見出しを備忘録としてまとめたものです。今後ともご活用いただければ幸いです。

心に留め置きたい言葉　（第45回）
　報道の自由を守るのは報道。報道機関は国民に仕えるものであり、為政者に仕えるものではない。　　最新米国映画「ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書」　監督　スティーブン・スピルバーグ氏

　若いウグイスは、声の良い成鳥から鳴き方を学ぶといいます。だからこそ「大人が良い声で鳴き続けないといけない」　　脚本家　内館牧子氏

安倍政権関連
　裁量労働　今国会成立断念：働き方改革関連法案から裁量労働制の対象拡大を削除。来年以降に先送り。（３月１日）
　森友文書　書き換えの疑い：契約当時の内容と問題発覚後の国会議員らに開示した内容に違いの疑い。（３月３日）
　Ｆ３５Ｂ搭載を「研究」：海上自衛隊最大の護衛艦「いずも」に最新鋭ステルス性戦闘機搭載研究を発表。（３月２日）

　米の核削減　日本が反対：０９年、オバマ政権時。現外務次官秋葉剛男の発言文書。核弾頭の最新鋭化も。（３月４日）
　空自戦闘機　Ｆ２後継機の国産断念へ：防衛省は米政府に対して後継機の性能に関する情報要求書を提出。（３月５日）
　森友要望記述　複数消える：学園への便宜を国会で否定した答弁に沿う形になっている。（３月６日）

　ＴＰＰ　波乱含みの署名式：ＴＰＰ（環太平洋経済連携協定）に参加する１１ヶ国はチリで署名式開く。（３月８日）
　森友との契約経緯が消える：国有地売却に関する国会に開示の文書で調書７ページが５ページに。（３月８日）
　佐川国税庁長官　辞任：森友問題巡る文書疑惑で元財務省理財局長は麻生財務相の処分を受けて辞任。（３月９日）

　財務省　森友文書改ざん：決議文書を意図的に改ざんしたことを認める。首相夫人の名前も削除。（３月１２日）　
　「日本版海兵隊」誕生へ：離島防衛を担う陸上自衛隊の新組織「水陸機動団」が２７日付で佐世保・相浦に。（３月１３日）
　地中ごみ文書すべて削除：森友の土地大幅値引きの根拠となったごみに関する２ページ分の文書を削除。（３月１８日）

　安倍内閣支持　最低の３１％：前回の４４％から急落し第二次政権以降最低。改ざん責任は首相８２％。（３月１９日）
　ごみ撤去費　過大積算か：森友学園用地の８億円値引きで学園と近畿財務局から働きかけと業者説明。（３月１７日）
　太田理財局長「総理夫人だから」：改ざんされた文書に「昭恵氏」の名前があることへの答弁。（３月１９日）

　「森友工事へ影響最小限に」：新たな１枚。財務省から近畿財務局への指示記載。先週末に気付いたという。（３月１９日）
　前川氏の講演調査：文科省は事前に名古屋市教委への質問内容を二人の自民党議員に見せ一部修正。（３月２０日）
　官房機密費の９割領収書不要：内閣官房報償費の使い道を示す文書一部を初開示。支出月平均１億円。（３月２０日）

　自民９条改憲　首相案に：自民党改憲推進本部は首相の提案に沿って現行２条維持して「自衛隊」明記案。（３月２２日）
　改ざん「本省の指示」：地検の財務省職員に対する調べで森友学園に関する公文書の改ざんは本省の指示。（３月２２日）
　改憲　年内発議困難に：改ざん問題で内閣支持が急落。「改憲４条件」披露されず。各党協議めど立たず。（３月２５日）

　拉致問題提起をトランプ大統領に要請へ：４月中旬に訪米することで調整中。その際に直接要請を表明。（３月２６日）
　佐川氏　改ざん証言拒否：衆参両院の予算委員会で自身の関与や経緯巡り証言を拒否。官邸指示は否定。（３月２７日）

　中学道徳教科書　８社合格：文科省の発表。検定で「国を愛する」項目が不足しているとの意見も。（３月２７日）
　カジノで与党合意：統合型リゾート（ＩＲ）に設置されるカジノについて「週３回、月１０回」で合意。（３月２７日）
沖縄関連
　沖縄に核　容認：０９年、米の核貯蔵庫建設の提案に秋葉公使（現外務事務次官）「説得力がある」と表明。（３月５日）
　沖永良部島で空自ヘリドア落下：防衛省によると沖永良部分屯基地近くにＣＨＪ４７ヘリドアの一部落下。（３月６日）
　サンゴの移植　沖縄県不許可：辺野古の埋め立て予定海域の稀少サンゴ１０群体を移す防衛省の申請。（３月９日）

　辺野古差し止め　県敗訴：辺野古への移設工事差し止めを国に提訴した県の訴えを那覇地裁は却下。（３月１３日）
　移設に抗議の山城氏に有罪：抗議活動中に防衛局職員に暴行したとして懲役２年執行猶予３年の判決。（３月１４日）
　うるま女性殺害事件で文書提出：事件で遺族が米国に補償金を請求する文書を沖縄防衛局に文書提出。（３月２３日）
司法関連
　大崎事件　高裁も再審支持：福岡高裁宮崎支部は第三次再審請求で「殺害、前提に出来ない」と再審支持。（３月１２日）
　石綿訴訟　二審も国が敗訴：建設資材のアスベスト（石綿）を吸って肺がんになったとして提訴したもの。（３月１４日）
　大崎事件　検察が特別抗告：１９７９年鹿児島県大崎町で起きた殺人事件。１０年の満期服役した原口アヤ子さんが求めた再審請求を認めた福岡高裁宮崎支部の決定に不服の検察が高裁に抗告。（３月１９日）
 上記以外の重要事項
　韓国大統領　文在寅（ムンジェイン）演説：竹島、「日本は反省を拒んでいる」。慰安婦問題も批判。（３月１日）
　３・１　ビキニデー集会：被爆から６４年。１８００人参加。ヒバクシャ国際署名の飛躍を訴える。（３月１日）
　２０歳以下に銃売りません：小売り世界最大手の米ウォルマート、ディクス・スポーティングが発表。（３月２日）

　年金１３０万人分過少支給：２月支給分。日本年金機構によると記入方法変更で申告ミス続発。（３月３日）
　裁量労働の社員　過労自殺：野村不動産が違法適用。５０代男性社員が自殺。労働局の特別指導が端緒。（３月４日）
　正恩氏　韓国特使と会談：金正恩（キムジョンウン）労働党委員長は訪朝した韓国特使と平壌で改憲。（３月５日）

　南北首脳　来月会談：４月末、板門店で。北朝鮮核・ミサイル停止表明。「非核化・米朝対話の用意」（３月６日）
　神鋼品質不正「７０年代から」：神戸製鋼所のデーター改ざんの責任を取り社長、副社長など退任。（３月６日）
　新燃岳が爆発的噴火：宮崎・鹿児島の県境にある新燃岳が７年ぶりに噴火。鹿児島空港７８便欠航。（３月６日）

　動かぬ原発　維持に５兆円：原発を持つ電力会社１０社の内７社が事故後５年間で５兆円を支出。（３月８日）
　米朝首脳会談：トランプ大統領は５月末までに北朝鮮の金正恩（キムジョンウン）労働委員長と会談表明。（３月８日）
　姜尚中（カンサンジュン）氏　長崎・鎮西学院長に：嘗て原爆投下で１４０人が犠牲。「平和を伝えたい」。（３月９日）

　東日本大震災から　きょう７年：町の形は見えたけど、被災者なお7・３万人。人口流出やまず。（３月１１日）
　１３００年前の美　取り戻す飛天：飛鳥時代建立の法隆寺金色堂壁画「飛天図」をクリーニング。（３月１１日）
　中国　主席任期撤廃：全国人民代表大会は国家主席の任期２期（１０年）の規定をなくす憲法改正を可決。（３月１１日）

　１８歳　成人、結婚可能も：少子化が進む中、政府は２２年４月からの民法改正案を閣議決定。（３月１３日）
　スチィーブン・ホーキング博士　死去：「車いすの宇宙物理学者」として知られる英国の宇宙物理学者。（３月１４日）
　大飯原発３号機　再稼働：関西電力は再稼働。福島原発事故以後に国が作った新規基準下では６基目。（３月１４日）
　
　オウム死刑囚７人移送：法務省は死刑が確定した１３人の内の７人を全国５ヶ所の拘置所に移送。（３月１４日（
　トルコへ原発輸出　事業費想定の倍に：三菱重工業など政権が成長戦略に掲げる海外への輸出。採算は？（３月１５日）
　幸福度　５４位：国連の１５〜１７年度の調査結果で１０点満点の幸福度５.９。１５６ヶ国中の５４位。（３月１６日）

　前川元文科省事務次官の講演録音を請求：文科省は名古屋市教委に名古屋市立中学での講演内容を請求。（３月１６日）
　プーチン氏圧勝　４選：ロシア大統領選で現職プーチン氏が７５％を超える得票。通算四半世紀の政権。（３月１９日）
　諫早干拓　基金案佐賀漁協容認：有明海再生の基金を設ける国の提案を容認。開門派漁業者側は拒否。（３月１９日）

　年金３１万件　業者誤入力：日本年金機構が委託した都内の業者の誤入力で過少支給が膨らむ恐れ。（３月２０日）
　開門　佐賀県が事実上断念：長崎・諫早干拓を巡り潮受け堤防排水門の開門の断念を県議会で示す。（３月２０日）
　韓国李元大統領を逮捕：検察は収賄や職権乱用などの容疑で逮捕。昨年３月には朴槿恵大統領も逮捕。（３月２２日）

　玄海３号機　きょう再稼働：九州電力は約７年３ヶ月ぶりに再稼働させると発表。全国で７基目。（３月２３日）
　米　新たな関税発動：鉄鋼とアルミ製品の関税。中国の知的財産の侵害についても制裁。日本除外されず。（３月２３日）
　慰安婦「捏造」巡り主張対立：元朝日新聞記者が櫻井よしこ氏や出版社に賠償と謝罪広告を要求したもの。（３月２３日）

　新潟水俣病　二審も不認定：認定を受けられなかった男女２名が昭和電工と国と県に賠償を求めたもの。（３月２３日）
　放送法４条の撤廃検討：「政治的公正」などを求めた４条の撤廃が政府内で検討されていることが判明。（３月２４日）
　伊方原発２号機廃炉へ：四国電力は２号機を安全対策、採算とれず廃炉にする方針を決定。（３月２７日）

　金正恩氏が訪中　首脳会談：北朝鮮労働党委員長は非公式に２５日〜２８日まで北京。相互訪問で一致。（３月２８日）
　マララさん　銃撃後初帰国：女子教育の重要性を訴えイスラム武力勢力に銃撃された後の初の一時帰国。（３月２９日）

　戦争法施行２年：自衛隊　武器使用基準拡大の危険。ＰＫＯ「先制的殺傷」を含む武器の使用容認。（３月２９日）
　長崎新幹線　フル規格「優位」：与党の検討委員会は国交相の費用対効果などの試算から「フル規格」。（３月３０日）

2018年4月11日　　大村市九条の会　事務局