日本列島は連日猛暑に襲われています。大村も例外ではなく、この日は35度を超える猛烈な暑さでした。其の為でしょう。参加者の出足も鈍く19名でした。
実は、「お話し予定の溝上 勝」さまより前日にお電話があり、「体調を崩して病院通いです」との連絡が入り、急遽、2本のビデオ視聴に変更しました。追加ビデオの内容は兵庫県警機動隊内で起きた「上司のいじめによる若い警察官の自殺」を取り上げたドキュメントです。
亀井文夫氏が「日本の悲劇」で訴えられる主要部分は「国民を守る」と言いつつも結局「軍隊の組織保持優先」の告発です。「警察という実力組織」も、「息子を自殺に追いやったのは何か」という切実な問いを冷たく突き放す官僚体質そのものの「組織優先」対応が浮きぼりになります。
納得いかない親御さんは提訴を決意されますが、今後の裁判では強大な権力機構「警察組織」を相手のハードルの高さが予想されます。直近の司法の「袴田事件再審請求」「君が代訴訟」「砂川事件」判決を見ると、この国では本当は憲法に掲げられた「三権分立」が機能していないのではと思えてなりません。
以下に参加者からお寄せいただいた感想文を紹介します。(順不同)
1 30年前、沖縄戦跡巡りに参加しました。6月23日の「慰霊の日」では、毎年子供たちが「詩」を読み上げます。数年前に小学生の男の子が読み上げた「へいわってすてきだね」が印象に残ります。「絵本」にもなっています。
2 名古屋高裁の「大飯原発」判決は政治的な問題として扱い、本質の是非を避けたもので「司法界の堕落」ぶりが悔しくてなりません。
3 6月の終わりごろに放映された「教育問題を取り上げた」NHK特集を見たいです。
4 「コスタリカの奇跡」見たいです。
5 今の政府のやり方は戦前の財界、軍隊、政治家と重なり、再び同じようなことが繰り返されるのではと不安です。この国は今の指導者を変えることができないのでしょうか! 考えられない政策が次々と国会で成立。政権のあり様に心が萎えます。
6 戦争のできる国にしようとしていることが腹立たしく、無力感もありますが、3000万署名をやり通すしかないですね。
7 いかに民衆が支配層の意のままに動かされているのか分かる。大人は日々の暮らしに追われ、若い人達はネット情報に踊らされている。 「九条」が壊されていく恐ろしさを国民に知ってもらいたい。 以上
事務局より
次回「集い」は暑さが和らぐ頃に計画致します。(軍隊を持たない国、「コスタリカの奇跡」も一考)「九条の会」の会員さまには周りの方々へ呼びかけいただき、「平和憲法」を守る市民運動、「集い」への参加が増えますよう更なるご協力をお願い致します。 2018年7月23日(大暑) 「大村市九条の会」事務局
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