憲法改正および憲法に深く係わる報道(2019年10月分) <参考資料>


掲載日:2019年11月3日

憲法改正および憲法に深く係わる報道(2019年10月分) <参考資料>
主に「NHKニュース」、「朝日新聞」の見出しを備忘録としてまとめたものです。今後ともご活用いただければ幸いです。

心に留め置きたい言葉 (第63回) 
 1、日本人ほど学び下手な国民はいません。
  戦争を知る子供としては「忘れるなよ。こんな大事なことを」と言い続けたい。
      映画監督 大林宜彦氏(81才)  文化功労章受賞に際してのコメント。(10月30日)

 2、あなたたちは子供たちの目の前で彼らの未来を奪っている。
      スエーデン環境活動家 グレタ・トゥンベリさん(16才) 国連気候削減サミット参加後のインタビューでの言葉

安倍政権関連
 長崎・大村入管施設で6月に死亡:法務省は同管理センターで死亡したナイジェリア人は「餓死」と発表。(10月1日)
 改憲議論を呼びかけ:首相は第200回臨時国会の所信表明で憲法改正の議論を進めるよう呼びかけた。(10月4日)
 トウモロコシの購入 合意していない:首相はトランプ氏のトウモロコシの追加購入約束発言を否定。(10月7日)

 不自由展 異例の再開:金属探知機で検査するなど安全対策を強化。文化庁の補助金不交付問題は継続。(10月8日)
 即位で恩赦55万人:政府は自民党総務会で天皇陛下の即位を宣言する「即位礼正殿の儀」に合わせて。(10月15日)
 「まずまず」発言撤回:二階幹事長は台風19号の被害について「まずまずで収まった」と問題発言。(10月15日)

 日韓が合同救助訓練:「国交正常化以降で最悪」と言われる中、対馬沖で人命救助のための訓練を行う。(10月16日)
 参院選 違憲状態:高松高裁は「著しい不平等状態」として「違憲状態」と判断。原告側は上告方針。(10月16日)
 韓国首相、安倍首相と会見へ:韓国首相は即位礼正殿に合わせて訪日し、対話での関係修復をと言及。(10月18日)

 芸術助成に「公益性」要件:文化庁所管の「芸文振」は公益性の観点から助成を取り消せるよう改正。(10月18日)
 中東に自衛隊派遣へ:「調査・研究」のためホルムズ海峡周辺への派遣を検討。「有志連合」は不参加。(10月18日)
 改憲世論喚起を狙う:自民党は憲法をテーマにした集会を和歌山で開催。今後は全国で集会を計画。(10月18日)

 即位パレード11月10日:政府は天皇陛下の即位に伴うパレード「祝賀御列の儀」の日程を閣議決定。(10月18日)
 F35A1機当たり40億円割高に:国会の要請による検査院の調査で日本企業の製造参画で割高に。(10月18日)
 文大統領の親書 首相に:首相は李洛淵首相と会談、元徴用工判決は「国際法に明確に違反」と非難。(10月24日)

 経産相1ヶ月半で辞任:菅原一秀氏は前日には「国会で説明します」と語るも、辞任会見はわずか4分。(10月25日)
 衆院憲法審査会の議員団が海外視察:憲法改正を経験した独、エストニア、ウクライナ、リトアニア。(10月29日)
 核禁止条約 日本は批准を:国際NCO「平和首長会議」の国内加盟都市会議が政府に対し要請する。(10月29日)

 籠池夫妻に懲役7年求刑:大阪地裁は森友補助金不正事件で国などの補助金を詐取したとして結審。(10月30日)
 河井法相も辞任:参院選で初当選の妻側に選挙違反疑惑。菅原経済相に続いて説明のないまま辞任。(10月31日)

沖縄関連
 芥川賞作家目取眞氏の控訴棄却:高裁那覇支部は抗議活動で、不当に身柄を拘束されたとの控訴審で。(10月7日)
 辺野古工事 米も検証を:訪米中の玉城知事はワシントンで外交などの委員会に所属する3人と面会。(10月16日)
 米軍輸送機、部品を落す:重さ約3.6キロ部品を嘉手納基地内に落としたと米大使館から連絡が入る。(10月21日)

 辺野古基地 完成しても補修費莫大:技術検討会の第一回会合資料公開で判明。軟弱地盤の沈下対策。(10月23日)
 外務省 公開済み内容を「不開示」:問題の文書の一つは「沖縄返還問題の進め方について」の文章。(10月27日)
 希少生物の密猟相次ぐ:県と環境省は「沖縄の自然が盗まれている」と危機感を強め、取り締まり強化。(10月27日)

 米兵3人を逮捕:米ハワイ州の海軍兵をパトカーの器物破損疑い。別の海軍兵も住居侵入容疑で逮捕。(10月28日)
 嘉手納で降下訓練:パラシュート降下訓練は伊江島と合意。防衛相は「同盟維持に反する」と非難。(10月29日)

 沖縄科技大学院大「論文の質」世界9位:恩納村。40以上の国・地域から集まり、半分以上が外国人。(10月31日)
 首里城焼失:450年に及ぶ琉球王国の居城で沖縄文化の象徴が玉座のあった正殿や南殿などが全焼。(10月31日)

 上記以外の重要事項
 香港 緊張極限:建国70年の国慶節、中国、香港政府に対するデモで警官実弾1発発砲。2人重体。(10月1日)
 ウクライナ停戦へ譲歩:親ロシア勢力が占拠する東部紛争で同国とロシア、欧州安保協力機構で合意。(10月1日)
 福井県高浜町元助役の関連2社受注:関西電力は3年間で原発関連工事を113億円と警備業務を発注。(10月2日)

 北朝鮮 弾道弾 潜水艦型か:韓国政府によると潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の可能性が高い。(10月2日)
 サウジ記者殺害 進まぬ真相究明:疑惑の皇太子は権力固め。その支えの一つは米の擁護。世論反発。(10月2日)
 ローマ法王 日程決まる:来月24日、9時20分に長崎空港着。爆心地や殉教地を訪問し夕刻に広島へ。(10月2日)

 最高裁判事が就任会見で「旧姓を使う」:岡村和美氏(61才)。もう一人の女性判事、宮崎裕子氏も旧姓。(10月2日)
 九電の原発運転1基に:テロ対策施設工事の遅れで、九電は玄海と合わせても1基の運転が4ヶ月続く。(10月3日)
 防衛大側に責任なし:在学中に暴行・嫌がらせを受けたと国に賠償を求めた訴訟で福岡地裁は請求棄却。(10月3日)

 香港、緊急法を発動:行政「緊急状況規則条例(緊急法)を約50年ぶり発動。デモ参加者に覆面禁止法。(10月4日)
 イラクでデモ 44人死亡:バクダットの復興が進まず汚職や失職に抗議。1000人以上が負傷。(10月4日)
 中朝国交70年:両国関係は「対米」見据え、実利優先で急回復。中国は外交カード、北朝鮮は後ろ盾に。(10月6日)

 北朝鮮漁船沈没 60人救助:能登半島沖で日本の取締まり船と衝突。60人全員日本側の助けで救助。(10月7日)
 吉野氏ノーベル化学賞(他2人):小型で高性能なリチウムイオン電池開発。スマホ・電気自動車で活用。(10月9日)
 ウクライナ 兵士の尊厳掘り起こす:今また紛争の現場となる同地で有志が遺体捜索。遺体を遺族へ。(10月10日)

 エチオピア首相にノーベル平和賞:犠牲者約10万人、20年に及ぶエリトリアの国境対立に終止符。(10月11日)
 2006年平和賞のバングラデシュ、ムハマド・ユヌス氏に逮捕状:ハシナ首相との政治的確執背景。(10月12日)
 米、対中追加関税上げ延期:高官級協議で中国による米産農産品の輸入拡大を「第1段階」として合意。(10月13日)

 学校いじめ 最多54万件:文科省の調査で小中の不登校16万人余。中学校では平均1学級に1人。(10月18日)
 ハンセン病家族保障の対象拡大:熊本地裁の判決を受け、超党派で検討された法案が臨時国会で提出。(10月23日)
 英のEU離脱 延期へ:政権内では3ヶ月の延期を確保した上で解散総選挙を望む声が強まっている。(10月22日)

 緒方貞子さん死去:国連難民高等弁務官や国際協力機構(JICA)理事長として世界各地の難民救済。(10月22日)
 香港逃亡条例案、廃案へ:立法会(議会)で正式に廃案。中国政府は香港政府の行政長官の更迭を検討。(10月23日)
 高裁秋田支部は参院選 「合憲」判決:「一票の格差」が最大3倍なことは「著しい不平等」ではない。(10月25日)

 「死刑廃止し、終身刑に」:日弁連(会員約4万人)は死刑廃止の世論を踏まえ終身刑導入を求める。(10月25日
 台風の農林水産被害1700億円:15、19号台風の被害は拡大の見通し。続く21号でも被害。(10月28日)
 IS最高指導者 死亡か:複数の米メディアは最高指導者バグダディ容疑者殺害作戦を実施と報じる。(10月28日)

 原電支援2200億円:東京電力HDは「日本原子力発電(原電)」が再稼働を目指す東海第二原発に。(10月28日)
 N国党首・立花孝志氏を提訴:NHKは受信料の支払いを求める訴訟を東京地裁に起こしたと発表。(10月28日)

 反移民の団体 愛知県施設で催し:大村知事は展示内容がヘイトスピーチ(差別扇動表現)だと指摘。(10月29日)
 金沢と大阪も参院選 「合憲」判決:「一票の格差」が最大3倍なことは「著しい不平等」ではない。(10月29日)
 英総選挙 12月12日:下院は総選挙実施法案を可決。欧州連合(EU)離脱が再び最大争点に。(10月29日)

 スエーデンの環境活動家、環境賞辞退:グレタさん(16才)は「気候変動対策を求める運動に不要」。(10月29日)
 東京・宮崎も参院選 「合憲」判決:「一票の格差」が最大3倍は「著しい不平等」ではないと棄却。(10月30日)

2019年11月3日  大村市九条の会 事務局