2009年5月10日「大村市九条の会」集い(講演会)報告書 |
日時:5月10日(日) 14:00〜 会場:大村市勤労者センター 講堂(2F) 参加:33名 主催:「大村市九条の会」 「母の日」当日、33名の皆様に、ご参加いただき09年度第1回の「集い」として下記の講演会を開催いたしました。 講師:今川正美氏(長崎県地方自治研究センター) 演題:「いま、自衛隊で何が起きているか」 〜ソマリア沖派遣、ミサイル防衛〜 講演は「海賊対処派兵新法」が「海外派兵恒久法」に道筋をつける危険を孕み、併せて今日の派兵問題に至る流れについて、議員時代に肌で感じてこられた問題点を上げながら説明をいただきました。 「憲法九条」存在の重みを再認識する意義深い講演会でした。 中でも5月4日、長崎・佐世保で開催された「田母神前航空幕僚長講演会」の異常とも言える盛況ぶりに加え、徹底した中国敵視発言や核武装の必要性を説く発言に繰り返し起こる拍手や同調の声に、「これが核廃絶・反戦を願う人達と同じ被爆県民の反応なのか」と耳を疑い、戦慄さえ覚えたと語られたお話が衝撃的でした。 こうした野放し状態の発言の裏には防衛省内部においてシビリアン・コントロールなどまったく機能していないことを物語っており、中国、韓国、北朝鮮を見下すような発言が未だに横行し、その発言を正論として受け入れる人が存在する現状は、日本国民の多くが先の大戦の過ちを真摯に反省していない実状を示すものであり、歴史に学ぼうとしない、学ぶことのできない愚かさが「改憲=改悪」の動きに拍車をかけているのではと案じられます。 残り僅か1年、来年5月18日以降において、「日本国憲法の改正手続きに関する法律(略称:国民投票法)」が施行されることになります。 「大村市九条の会」事務局および会員は自衛隊員の方々が海外に出向くことがないようにと念じ、「集い」や駅前街宣活動を通して「平和希求」の輪が大村の地に更に拡がるように訴え続け、「国民投票」において明確な「改憲No!」の意志表示に繋げたいと願っております。 |
(掲載日:2009年5月16日)
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