09年度 第6回「集い」報告
日時:2010年3月22日(月、振替休日)
会場:大村市勤労者センター 講堂
内容:(1)ビデオ「やんばるからのメッセージ」 、
(2)ビデオ 「どうするアンポ」
参加:34名
内容:
今回の「集い」は大村が「米軍普天間飛行場」移設候補地の一つとして挙げられている中での開催となり、ビデオ(1)「やんばるからのメッセージ」(22分)、(2)「どうするアンポ」(45分)を視聴しました。 現地の実態は新聞による活字報道やテレビニュースで流される程度の映像では十分に伝わりきれていない衝撃的なものでした。
辺野古における粘り強い反対運動の映像一コマ一コマは米軍軍事基地の存在により沖縄の皆さんが如何に長い間、耐えがたい辛苦の暮らしを強いられてきたかを如実に物語っていました。 参加者は34名でした。意見交換会で多くの方から述べられた意見と感想文を以下に要約します。
(1)このような企画に若い人の参加がないのが残念。若い人にアピールするアイディアを。
(2)日米安保は必要。独自で防衛するとなると莫大な費用がかかると主張する人も多い。要・不要選択の分岐点は何なのか、どう説明すれば良いのだろうか。
(3)戦争のために武器があるのではなく、武器があるから戦争がある。軍備も安保も不要。
(4)ビデオを見て、すぐにでも反対運動に参加して行動に移りたい心境になった。
(5)日本の主権は何処にあるのか。従属国家だ。米軍基地は無条件撤去させるべきである。
(6)反対運動する人達の力強さを感じる一方、防衛施設所の人達、警察官も任務であり大変だろう。
防衛問題だけでなく経済的にも日本はアメリカから早く離れないと崩壊してしまう。アメリカの赤字を郵貯、銀行、保険、年金などの日本人の資産で埋め合わせることになる。早急に日本独自の道を探る必要がある。
(7)普天間移設問題を大村の現実問題と捉えていない人が多いのが気掛かり。税金の使い方を変える必要があるし、地位協定内容の不平等さは酷い。
(8)安保条約第二条(経済的協力の促進)により経済上も従属的である。その象徴が「年次報告書」。
(9)5月のNPT(各拡散防止条約=核不拡散条約)再検討会議の成功に期待したい。安全保障条約のことがよく分からなかったが、今日のDVDで初めて納得できた。密約問題では核だけでなく色々と絡んでいるようなので、その事実を国民に知らせて「安保廃棄」に結びつけていかなければと思った。
(10)日米関係については防衛問題だけではなく食糧、医療問題などの他分野についてもアメリカ従属の実態を知る学習会を開いて欲しい。
(11)対アメリカとの問題も重要だが、足元を固める意味で確固たる民主主義を根付かせる必要が不可欠、急務ではないか。
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