憲法改正および憲法に深く係わる報道 (2012年4月分) |
掲載日:2012年5月2日 |
憲法改正および憲法に深く係わる報道(2012年4月分) <参考資料> |
(1) 米国、普天間基地の補修費要求:8年分で250億円。日本政府基地固定化を懸念。(4/5)) (2) 原発「暫定基準」:首相が耐性試験に代わる「再稼働への暫定基準」作成を指示。(4/5) (3) 原発暫定基準を了承:大飯原発3,4号機の再稼働に向け首相・関係閣僚が大筋合意。(4/6) (4) 戦艦大和、東シナ海に沈む:67年前、午後2時頃。死者約2740名。生存者約270名(4/7) (5) 秘密保全法制で資料改ざん:国民の知る権利に係わる法制で首相官邸ホームページを改ざん(4/8) (6) 佐世保に新強襲揚陸艦:MV22オスプレイを搭載可能なボノム・リシャールが入港。(4/9) (7) 都立校 日本史の副読本改定:日本史を独自に必修化する東京都教育委員会が侵略美化へ(4/10) (8) 関西電力大飯原発「おおむね適合」:3,4号機について関係閣僚会議で確認。(4/10) (9) 国民投票法の投票権:民主党の憲法調査会は投票権(18歳か20歳)を巡り5案提示。(4/11) (10) 在日米軍再編見直し協議:政府は自衛隊が共同訓練で使用することを条件に国外の米軍施設(テニアン島・グアム島)の整備費用の一部を負担する意向を伝える。(4/11) (11) オスプレイが墜落:モロッコで沖縄へ配置される同型のMV22オスプレイが墜落。(4/11) (12) 武器共同開発:英国と武器の共同開発の検討に入ることを合意。米国以外では初。(4/12) (13) 首相公選制法案:みんなの党が「憲法改正」なしでの首相公選を目指す法案を参院に提出。(4/12) (14) 諌早湾干拓事業:14日で湾締め切り15年。福岡高裁判決の来年12月の開門期限迫る。(4/14) (15) 大飯再稼働 拙速な結論:政権が再稼働を「妥当」だと判断。地元に再稼働を要請。(4/14) (16) 集団的自衛権の検討は不可避:「与野党で議論すべき」。渡辺防衛副大臣がテレビ番組で発言(4/16) (17) テニアン島に自衛隊:米軍との共同訓練や演習を行うことで検討に入る。(4/19) ※テニアン島(北マリアナ諸島):サイパン島の南8q。広島・長崎へ原爆を投下したB29の発進基地。 (18) 「君が代」強制 訴訟判決:東京地裁は減給・停職処分の取り消しを命ずる判決を言い渡す。(4/19) (19) 沖縄戦を巡る核心的な部分が削除:第32軍司令部壕の説明文から「慰安婦」「沖縄住民の虐殺」「捨 て石」などの文言を県が一方的に削除。(4/23) (20) 在日米軍再編の中間報告:アジア安定へ日米協力。上記(17)及びグアムで共同訓練することや日本が 途上国援助(ODA)で周辺国に武器を供与する新構想が柱。(4/25) (21) 上記中間報告公表延期:米国有力議員3氏が内容に不満を表明し公表が延期される。(4/26) (22) オスプレイ7月にも沖縄配置:今秋との計画を前倒しし、7月にも配置の方向で調整。(4/26) (23) たちあがれ日本の憲法大綱案:天皇を元首。改正発議が3分の2を越えれば国民投票は不要。(4/5) (24) 大村駐屯地で式典:創立60周年の式典に隊員、来賓約600人が参加。同駐屯地は1952年7月、 旧陸軍歩兵46連隊跡地に開設された。サンフランシスコ講話条約締結日の開催か?(4/28) (25) 脱原発を目指す全国首長会議:69人の市町村・特別区の首長や首長経験者で設立総会。(4/28) *主な会員:河村名古屋市長、保坂世田谷区長、南相馬市長、静岡県湖西市長、茨城県東海村長、京都府丹後市長。近隣では水俣市長、西海市長、小城市長など。 *憲法学者 樋口陽一氏 「戦時時代(戦争には行かなかったが、戦争を体験した)が語る憲法と今」 2012年5月2日 13面「朝日新聞」インタビュー記事の抜粋 ・憲法で国民が権力を縛るのは明治から繋がる「日本の持ち物」であり、伊藤博文の憲法観「憲法を設くる趣旨は第一、君権を制限し、第二、臣民の権利を保全することにある」と紹介。 ・民主的に生まれた権力であっても国民が作る憲法によって制限する。それが憲法の役割と説く。 |