2013年9月8日開催、2013年度・第3回(通算51回)「集い」報告書
今回「大村市九条の会」は映画「ひまわり」上映実行委員会に1メンバーとして参加し、多くの 皆様にご鑑賞いただけるよう、他の参加団体と協力してチケット販路拡大に務めてきました。上映当日は天候にも恵まれ、250名余の方々に参加いただきました。 以下に感想文を紹介します。尚、重複する内容は一つにまとめています。
(1)チラシで知ってずっと気になっていた映画です。子供の命があんな形で奪われるなんて酷すぎると思いました。この映画を見せたかったお姉ちゃんがいました。彼女は病気のため1月に星になりました。今日は近くで見てくれていた気がします。感動の映画をありがとう。(10代後半女性) 要望として、「病気と闘った方の記録とかも映画にして欲しいです」と書かれていました。
(2)沖縄の直面する問題を考える良い機会になりました。(同趣旨の感想文多数あり)
(3)ほんの少し離れていただけの九州で平和な日々を何の考えもなく暮らしてきたことに気が引けてなりません。
(4)おもたい映画でした。私たちはもっと沖縄の人の身になろう!と書いた紙を自宅の壁に貼ろうと思います。(60代女性)
(5)分かりやすい映画でした。若い人に見て貰い、平和な日本でありたいですね。
(6)いくらジェット機が炎上したからといって、パイロットは脱出して無人のままで、あとは知ったことじゃないという神経は到底許せない。(60代男性)
(7)沖縄は同じ日本なのに基地も多く、米国から軽んぜられていることをしみじみ感じます。一日も早く基地をなくすよう、安保条約を破棄する運動をしなければと感じました。
(8)一瞬にして多くの命が失われる、そんなことは絶対起こってはならないこと。しかし沖縄ではそのような可能性といつも隣り合わせだということをしっかり伝えてくれる内容でした。
教育現場で沢山上映して貰い、子供たちに知ってもらいたいと思いました。(20代女性)
(9)もっと多くの人が見られるように料金を安くしてはどうでしょうか。(50代男性)
物語の惨事は1959年(昭和34年)に起きたものです。その年に誕生された方の年齢は5 4歳です。それ以降も沖縄の皆様にとって耐え難い屈辱の事件が延々と続いてきたのです。 そして沖縄は今、辺野古への基地移設問題、オスプレイの追加配備に揺れています。
単なる偶然ではありますが、この日「オリンピックの東京開催」が決まりました。感想文を読 みながら、このニュースに沸く映像に複雑な気持ちになりました。 スポーツの良さを毛頭否定するものではありませんが、3・11で罹災された方々、沖縄の皆 様方は手放しでお喜びなのだろうかと考えてしまいます。
日本開催に一票を投じられた外国の皆さまの、「放射能汚染の海洋拡散、大気拡散」に対する 恐怖心の薄さ、日本の事後処理の緩慢さに対する寛容さに一抹の不安を覚えます。
株価も大幅上昇だと報じています。経済の上向きももちろん歓迎です。投資家の皆様の安堵感、 幸福感も想像できますが、のちのち「ほぞをかむ」ことにならないかとの心配が、「杞憂」に終わることを祈るばかりです。
しかし、物事には順番があり、軽重判断はとても大事なことだと思いますが如何でしょうか。 「大村市九条の会」は「平和憲法」を護ることこそ最優先課題として今後も活動を続けます。
パキスタンデで銃撃されたマララさんの「本とペンはテロを打ち負かす」は名言だと思います。
「大村市九条の会」 事務局
|